みのもんたから木村拓哉へ。タマホームのCMキャラクター起用は、いつも衝撃的である。 その話題だけで、充分にCM効果はある。認めざるをえない。 しかし「ビバリーヒルズにタマホームを建ってたら」と言われてもなぁ。その広告効果の「質」については、少しばかり疑問である。
企業のブランディングを「売れ続ける仕組みをつくること」だと定義した場合。この木村拓哉起用したタマホームのブランド戦略は・・・あまり功を奏していない。
きっと認知は上がったが・・・モデルハウスへの質の高い顧客の誘導実数は、増えていないはず。
既にタマホームで家を建てた人達が、このCMを見てどう感じたのか、聞いてみたい。きっと、肯定的ではないはず。
住宅会社のブランディングの基本は、
住宅は、どんな世代にとっても一世一代の買い物である。
一時のノリで、家は、買えない。
そんな消費者心理への「心遣い」にある。
それは言い換えると、安易にタレントありきの広告戦略では達成できないものだ。
ハッピーライフ、ハッピーホーム♪
今更ながらに思う・・・タマホームの原点となるあの広告は、実は、良くできていた。
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PR論
2009.11.07
2008.11.19
2008.10.10
2008.07.30
2008.07.17
有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役
昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。