三島由紀夫の「青の時代」には、産湯につかる自分の記憶があるなんてくだりがある。 天才は、産まれたときの記憶まであるのか・・・。普通の人間は、どのくらい古いことを憶えているものなのか。面白いデータがあったのでご紹介する
女性の脳は、男性に比べて、脳梁の前にある全交連という部分が太いという特長がある。全交連が太いということは、右脳左脳を選ばず脳全体で考えたり、話したりする傾向が強い。また、そこは、感情を司る扁桃体(へんとうたい)と神経がつながっているので、より感情的になりやすいというのだ。
悲しい。寂しい。腹が立つ。人間は物事を記憶する際、感情が入ると覚えやすくなる。なので、全交連が太く感情が入りやすい女性の方が過去の出来事をよく覚えている。女性は、脳全体をフルに活用して、感情に直結した記憶を貯め込んでいるのだ。また、女性ホルモンである「エストロゲン」は、脳血管を拡張し循環を良くし、記憶能力を改善する働きをするため記憶障害に強いという・・・。
そして、喧嘩をした時などに、男性にとっては「どうでもいい昔の記憶」が瞬間湯沸かし器のように涌いて出てくる・・・。それは、もう、止められない・・・。理屈じゃない。
「過去」の話しを持ち出されたら男性は、女性に勝てない。
「過去」は、事実であるので、やっぱり強い。
男性は、記憶力が弱いから「未来」に逃げるのである。
男性は、未来や夢を語り続けながら、「過去」を改竄して生きていくしかないのである。
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私的マーケティング論
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有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役
昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。