マインドは他者が教育するというよりも、自らが醸成するもの。醸成の際の酵母菌になるものは、原理イメージを抱くことかもしれない。
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私もこのコア・イメージを
各人が自己の中に植え付ける学習方法には
いろいろな方面で有効性があると感じています。
「自律的に働くとはどういうことか?」などという
マインドセット、意識醸成のための学びプログラムにおいてもそうです。
よりよく働くことの本質、よい仕事の本質の
原理・原則のイメージを
ビジネスパーソン自身が内面に植え付けて保持できるようにすることが
目指すべきサービスの姿であるように思います。
キャリアの自律マインドといった
各人の働き様、生き様に関することは
他者がとうてい教育などできるものではないと感じます。
ただ、よりよく働く上での、考え方や行ない方のヒントとなる
「コア・イメージ」のようなものを提示はできる。
そのイメージをいわば酵母菌として、
その後、どう発酵させるかは受け手次第。
つまりキャリアの自律マインドは、
教育されるものではなく、
個々が醸成するものであり、自育がベースなのだと思います。
(初回2007年4月4日掲載)
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キャリア・ポートレート コンサルティング 代表
人財教育コンサルタント・概念工作家。 『プロフェッショナルシップ研修』(一個のプロとしての意識基盤をつくる教育プログラム)はじめ「コンセプチュアル思考研修」、管理職研修、キャリア開発研修などのジャンルで企業内研修を行なう。「働くこと・仕事」の本質をつかむ哲学的なアプローチを志向している。