どんなホテルに泊まるかということは、旅行の大きな楽しみの1つ。今回はアイスホテル、アートなホテル、ボート型のホテルなどユニークなホテルを紹介します。[木村奈津子,Business Media 誠]
ちなみに北極に向かう前に同様の体験ができるのが、銀座にある「アイスバー東京」。アイスホテルがプロデュースしており、スウェーデンからわざわざ輸送した氷を使用している本格派。体や心の準備として、まずはここでプチ体験しておくとよいかもしれない。
世界で一番空に近いホテル――「グランドハイアット上海」(上海)
上海の中心部に位置する「グランドハイアット上海」は、世界で一番高いところに位置するホテルだ(※)。このホテルは世界で3番目、中国では一番高いビルであるジンマオタワー(420.5メートル)の53 階~88階に位置する。高所恐怖症の方にはお勧めしないが、このホテルの夜景は世界でも有名で、客室はもちろん数々のレストランやバー、そして室内プールからの夜景を求めて国内外から多くの人々が訪れる。
5つ星のグランドハイアットということもあって「お値段が張るのでは?」と気が引けてしまいそうだが、比較的リーズナブル。現在の為替を基準とした9月の1室1泊料金は約2万2000円~3万5000円ほどで、平日はビジネス顧客が多いためか、週末料金の方が5000円ほど安くなるケースが多いようだ。10月になれば2万円を切る部屋も出てくるので、2人で宿泊すれば1人1万円ほどでこの絶景を楽しめるだろう。
(※)Biz誠編集部注:初出では「グランドハイアット上海」を世界で一番高いホテルとしていましたが、2009年9月に開業した「パークハイアット上海」が現在では世界で一番高いホテルです。
有名アートの宝庫――「ホテルダービー」(バルセロナ)
アート好きにはたまらないホテルが「ホテルダービー」。ホテルダービーコレクションの創立者であるJordi Closはバルセロナのエジプト美術館の代表者でもあり、また世界中のアートプロジェクトのパトロンでもあるだけあって、ダービーコレクションのホテル(現在バルセロナ、マドリッド、パリ、ロンドンの4都市12ホテル)には何千もの有名な美術品が飾られている。アートのバラエティも豊かで、モダンアートから古代エジプト、ギリシャ、アフリカの彫刻まで存在している。
数々のホテルの中でもおすすめが、バルセロナの中心に位置する「ホテルダービー」。レストランにはミロの6枚のオリジナル絵画が飾られているので、それだけでも優雅な気分で食事ができる。客室は落ち着いたウッドフロアーで全体的にやわらかく落ち着いた雰囲気。
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