イメージ指南で無駄な時間と人件費節減！

「お客様が商品（複数）の色を選ぶ時間がとにかく長いんです。それで打ち合わせが長引いて大変なんです。なんとかならないでしょうか」

販促カラーがテーマのセミナーを開催すると、聴講者の方からこんな声をよく聞きます。

例えば携帯電話や車の色を選ぶときは、それぞれの色の商品を購入した様々なシチュエーションの自分を思い浮かべてはニンマリ・・最終的には現実的に多方面から考察して商品を決定します。

これは楽しい選択ですね。

しかし、たくさんの商品を一度に選ばなければならないときなど、一度選択する思考が暗礁に乗り上げてしまうと非常に苦しい。
考えの柔軟性が失われ、思考停止状態に。しかし決めなければならない商品はまだまだある・・選択することが、楽しさのない辛い作業に陥ってしまいます。

時間だけが過ぎ、それに付き合う社員の時間も無駄になる。

こういった場合が多ければ多いほど、時間的損失と人件費の膨大な無駄使いにつながります。

そもそも顧客はなぜ迷うのか？

色々な場合はありますが、購入の先に見えるイメージがついていない場合が非常に多いと見受けられます。

例えば家を建てるとき。

どんなイメージの外観で、どんなイメージの内装にするのか？
インテリアはどうするか？
全ての部屋を同じイメージにするのか？
部屋によってイメージをがらりと変えるのか？
・・・などなど、最初にイメージを決めていれば、選ぶべき沢山の商品をスムーズに選択できるというものです。

もちろん専門的な知識が必要で悩んだ場合は、その専門家である社員に聞けば解決すること。
そのための社員ですから。

商品に対する顧客のイメージ作りを上手く指南できる社員は、顧客の商品選択と決定をスムーズに誘うことができます。

ではどうやってイメージ作りを上手く指南できるのでしょうか？

それは、商品を取り巻く様々なイメージ・マトリックスを作ることによってなしえるのではないかと思います。

素人の顧客にもわかりやすいイメージ・マトリックスを作成することにより、商品の選択がスムーズに決定します。

なにはともあれ、とにかくわかりやすいことが一番大事ですね。
長々しく退屈な文章や、小難しい専門用語を使わずに、一目でパッとわかる資料（イメージ・マトリックス）を作成することは、販売促進のためにも無駄な時間と経費の削減のためにも重要なことだと思います。

そうそう、プレゼンテーションと同じですね。
もともと興味を持っていない方にもわかりやすくプレゼンすることで興味を持って頂き、そして次の行動（商品の選択＆購入）を起こして頂く。

わかりやすくイメージを伝えることは、案外多くのことを解決することに繋がるのです。