~高度成長からバブルを駆け抜け、さらなる未来へ~ 1980年~90年台にかけての日本経済のバブルが膨れ上がって破裂前後の頃の、筆者のドロドロの商社マン生活の実体験をベースに、小説化しました。 今も昔も変わらない営業マンの経験する予想を超えた苦楽物語を、特に若手営業マンに対して捧げる応援メッセージとして書きました。
柴田は続けた。
「イノベータは市場全体の2.5%程度で、とにかく新しいものに
興味があり、お金も持っている。
社会通念にとらわれず、新しい技術やノウハウを使い始めることを
好む集団をさすんだ。
その次に来るのが、新しい技術が社会的に大きく採用される下地を
打つ存在であるオピニオンリーダー(13.5%)だ。
文字通りオピニオンのリーダー、つまり御意見番となる会社である。
彼らは、業界のドライバーとなって、あそこが使ったんだから問題
ないだろうと、他の企業が見習うような会社である。
そして、そのオピニオンリーダーが採用するや否や採用を開始する
アーリーアダプター(34%)という大きな集団がいる。
{みんなが使っているから使うのだ派}とでも言おうか。
そのあとには、新しい技術に慎重で、市場に十分出回るまで採用を
手控える集団であるフォロワー(34%)がいて、最後が新しい
ものやハイテク嫌いで保守的なラガード(伝統主義者16%)という
分類となる」
宮田は、商社がそんな分類でもってお客を区別しているとは全く
知らなかった。
< 商社っちゅうのんは、一見大味でもっと雑なビジネススタイル
に見えるけど、結構繊細に冷静に顧客を分類・分析しているん
や・・>
次回に続く。
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商社マン しんちゃん。 走る!
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