会議で決めた数値目標。それをいつも達成できていているだろうか?決められた期間内に、決めたことを確実に実行し、目標達成できるコツを伝授する。
すると、この約束は5/31までに実行するが、
うまくいったかどうかは6/15まで分からないということも明らかになる。
僕のお客さんで、「何をする」の部分に
「全店の店長の再トレーニングを2日間行う」というのを掲げたことがあった。
そして彼らのメジャーメントは「全員、トレーニング終了テストを合格する」というものであった。
これはちょっとまずい。
トレーニングは、トレーニング終了テストを合格するためにやっているわけじゃあない。
このトレーングは成約率を上げるためのトレーニングなので、例えば
「6月1~30日までの成約率が平均5%上がる」といったように、狙うご利益を書かなければならない。
すると、そのご利益を得るには、「トレーニングだけじゃあ足りない!」ということも、
約束を元帳に書き込む時点でわかってくる。
最後の項目「状況」の欄には、例えば「このままで行くと、何日遅れで完了しそうか」などという予想日程を書いておく。もちろん約束をした時点では、オンタイムで終わる予定だから、
「0(零日遅れ)」
と記入しておく(この「0」はオンタイムと発音する)。
7日遅れそうなやつは「-7」、30日遅れそうなやつは「-30」と入れる。
例えば、7月31日に完了予定のやつを、当日の7月31日に、
「やっぱ14日遅れます」と言われても、手の打ちようが無い!
しかし5月初旬に「-14(マイナス14)」だと言っていれば、なんか手が見つかることが多い。
経験上5割以上の確率で解決策が見つかる。
さて、その解決策の見つけ方:
一般的に、誰かが「マイナス何日」と言うと、リーダーはちょっとムカついて
「なんで遅れるの?」と質問する。そうすればメンバーは「遅れる理由」を説明するだろう。
このやり取りだけだと何の解決にもならないが、さらにここですごい会議手順13を使い、
「どのようにすれば、オンタイムになる?」と質問する。
するとどうだろう、1/3の遅延は、本人が「なんとかします」とか「こうこうします」といってオンタイムになる。本人が答えがないときは、参加者全員に、
「田中君をオンタイムにするのに我々は何ができるか?」とか
「どのようにすれば田中君がオンタイムになるか?」という質問をすると、
残り20%ぐらいの遅延がなくなる。
にわかに信じ難いかもしれないが、やってみるとその効果に僕も毎回も感心してしまう。
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