会社のパフォーマンスに決定的な影響を与えているのが「会議のムード」。 普通の会議よりも成果を出す「すごい会議」にする手順とは? 「会議室の雰囲気をたった3分で良くする方法」を説明する。
会議とは何をするところか?
会議の役割は、情報共有、問題提起、意見交換など
いろいろあると思うが、普通の会議より成果を出せる
「すごい会議」とは、次のようなところ。
1)意思決定をする場
2)約束を尊重する場
3)問題を解決する場
あなたの会社の経営のやり方をガラリと変える「すごい会議」になる手順について、
これからシリーズでお送りする。
~会議の雰囲気を3分で良くする方法~
会議室に入った途端に、”雰囲気”というのは感じ取れる。
いい雰囲気の会議だと、僕(経営者/リーダー)の調子がいいし、
悪い雰囲気だと、僕(経営者/リーダー)のパフォーマンスも落ちる。
そう、会議のムードが会社のパフォーマンスに決定的な影響を与えているのだ。
同じ業種でもずば抜けて業績の良い会社は、まず社長の雰囲気が違う。
なんていうか、本気な感じなのだ。
「本気」といっても、その現れ方は人によって違う。
社長(またはリーダー)が本気の場合、次のような2つのシナリオがある。
シナリオ1 : 社長の本気度合いにリードされて、会社全体の本気度が上がる。
シナリオ2 : 社長が 「みんな、なかなか僕の望むほど本気になってくれないんですよね」と嘆く。
本気? おおいに結構。
で、その「本気」を周りの人に上手に伝えるにはどうするか?
それによって、より本気の行動が起きるにはどうしたらいいのか?
僕が日々、多くの企業の会議室で行っている「すごい会議」は
まさにその、「本気」をサポートするしくみだ。
すごい会議 手順その1うまくいっていることを全員に発表してもらう。
うまくいっていることを全員が発表すると、何が起こるか?
例えば、僕が通っている整骨院(恵比寿千手堂)の先生(女性)からこんな話を聞いた。
「この間実家に帰ったら、その日は機嫌が悪かったのか
お母さんの愚痴がとても多かったんです。そこで私が、
『最近なにが、うまくいってる?』と聞いたら
『そうそう田舎から新米が送られて来たのよ!』
と、とたんに明るい感じになって話し始めたんですよ。」
これと似たようなことが、会議室でも起こる。
うまくいっていることを聞くと、会議のムードを良くする環境を作り出すことができるのだ。
では、「うまくいっている」とはどういうことか?
「起きた出来事」には、「達成」と「結果」の2つの考え方がある。
例えば「相手が4点、私たちが2点で終わってしまったサッカーの試合」という出来事1つをとっても、
以下のように整理することができる。
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すごい会議の手順
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