自分の能力を引き出してくれる人、補ってくれる人、勇気付けてくれる人、そんな仲間があってこそ、キャリアアップは可能になった。
今日から4月、
新年度スタートを応援するかのような見事な桜の1日でした。
この季節は誰でも心が躍り新たなことにチャレンジをしたくなるものです。
2年前、2005年の今日4月1日ブレインズ株式会社はスタートしました。
ITの技術が進歩し、社会がネットワーク化していく中では業界を越えた
ソリューションが求められています。技術にふりまわされるのではなく、
このすばらしい技術を活かしてより人間らしい生活を楽しめる社会を
作っていくことに少しでも役に立てたらと、利用者の立場にたった
マーケティングを実践する会社を目指しています。
今でこそ自分の目指す所をこのように明確に語れますが、
漠然と「何らかの仕事は続けていきたい」とは思ってはいたものの
自分の中に「これ!」と言った強い目的意識の無かった私は、
就職して支給された定期の「6ヶ月」の長さに驚くくらいのんびり
していました。
今こうして独立して仕事をするようになるとは当時誰が予想できた
でしょうか。
ここまでこうして仕事を続けて来られたのは、素晴らしい先輩、
友人に巡り会え、マーケティングというワクワクする仕事に関わり、
自分自身の好奇心が常に刺激されて来たおかげだと思っています。
新しい技術に触れ、また知るに連れて
「次はどうなるんだろう」
「この技術をどんな形にしたら、どんなサービスにしたら、
どんな言葉で伝えたら喜んでもらえるだろうか、驚いてもらえるだろうか」
そんな事を考えて次を追いかけているうちに気が付いたらここまで
来ていました。
ソニーで触れた技術、ビデオ、ビデオカメラ、情報家電、
パソコン・アプリケーションソフト、CCD、ハイビジョン、
モトローラでの携帯電話、通信技術、
音楽配信ベンチャーでの配信にまつわる技術の数々、
そして、それらを具現化するための、調査、デザイン、宣伝、
ショールーム、店舗開発、流通施策、コンテンツの世界。
マーケティングに関わるあらゆる経験を積んでいるうちに、
それらを総合的に遂行するための「経営」と言う新たな分野に
自然に足を踏み入れていたというのが私の正直なキャリアです。
「事業を起こしたい」「起業したい」ではなく、
「もっと知りたい」「未経験のことをやってみたい」が
モチベーションでした。
「無謀」だったかも知れませんが、生来の好奇心の強さと今思えば、
ソニーのチャレンジスピリットのDNAが知らず知らずに波長があって
増幅していったのかも知れません。
そしてさらに大事なことは、落ち込んだり躊躇した時に元気付け
背中を押してくれる周囲の人々の存在があったことです。
そういう意味から、キャリアアップとは自分の能力を磨くことは
もちろん基本だけれど、いかに仲間を作っていくことができるか、
自分の能力の不足している所をどうカバーしてもらえるか、
仕事とは決してひとりでできる事ではないことを感じています。
私の経験してきたこと、感じてきたことを少しずつここで
ご紹介していきたいと思います。
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