先日キリンビールから発売された「キリンフリー」。 アルコールが飲めない状況でもビールの風味を楽しめる優れものです。みんなで飲みに行っても「私は運転手なので…」と涙を飲んでいたドライバーの皆様には朗報ですね。 ところで、この「キリンフリー」にかけるキリンビールの意気込みは、パッケージデザインからも十分に伝わってきます。
皆様こんにちは♪
カラーコンサルタントRosaの山田美帆です。
先日、キリンビールから
アルコール0.00% 『キリンフリー』 が発売されました。
何でもこのビール、車の運転や健康上の理由で、
アルコールが飲めなかったシーンで、
飲みごたえのあるビールテイストを楽しめる!
「夢の商品」だそうです。
キリンビールのブログには、
「アルコールを生成しない新製法を開発し、
ノンアルコールでありながら、
ビール類をご愛飲いただいているお客様に満足していただけるよう、
麦芽やホップの飲みごたえを楽しめる中味を目指しました。
ビールの味をつくる酵母を一切使用していないため、
味づくりには非常に苦労したのですが、
キリンビールだけではなく、
キリンビバレッジ社の中味開発の知見を生かすなど、
キリングループ全体の技術力を結集してつくりあげました」
と開発の苦労が綴られています。
それだけ苦労した中味だそうですが、
まだ飲んでないのでわかりませんので(笑)
今日は色の専門家の立場からパッケージについてお話ししたいと思います。
この商品、ゴールドと緑の組み合わせに、
赤をアクセントとして用いています。
また、ゴールドと言えば、キリンビールのイメージカラー。
ノンアルコールにも関わらず、
あえて薄いゴールドのラインを入れることで、ビールの味を連想させます。
そこにグリーンを組み合わせることによって、
軽さと身体への優しさを強調しています。
そして、緑の補色
(反対の色で、その色があることでお互いの色を引き立たせる)
の赤を使うことで、
「アルコール0.00%」を強調しています。
キリンビールはその他にも、志村けんさんでお馴染みの、
「淡麗グリーンラベル」を発売しています。
自然の中で楽しく集う仲間が、糖質オフビールを飲むシーン・・・
緑という色がぴったりはまってますよね。
また、キリンビールは女性や若者がターゲットのビール
「スパークリングホップ」にも緑を使っています。
以前は、ビールのパッケージの色には向かないとされていた「緑」ですが、
最近はいろいろなビールメーカーでも取り入れられてます。
緑は自然と優しさを表す色。そして若さと軽さを表す色でもあります。
健康指向の方や、女性や若者など、
今までビールをあまり好まなかったターゲットに受ける色なのです。
しかも今、時代はエコブーム。
そのおかげで「緑」は流行色になっていますので、
手に取りやすくなるでしょう。
それにほかの商品と並んでいると、色での差別化もできます。
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
カラーマーケティング
2009.09.04
2009.08.21
2009.05.26
2009.04.27
2009.04.23
2009.03.21
2009.03.09
2009.03.07
2009.03.04
カラーコンサルタントRosa 代表
Ciao!カラーコンサルタントRosa代表の山田美帆です。 INSIGHTNOWのリニューアルに伴い、3年ぶりに戻ってまいりました! これからもINSIGHTNOWの「色物」として頑張ります(笑) こちらでは、カラーマーケティングをはじめとして、女性マーケティング・ビジネスマナーについてお話したいと思います。 また、美容やアンチエイジングについても書いていくつもりです。 どうぞよろしくお願いいたします♪