会議は実は準備段階で、成功するかどうかが8割型きまっている。今回は、その準備段階について説明する。
3.リーダーの意思
この会議が終わった時に、どんな成果が出ていれば、自分自身にとって一番価値があるか?
この質問の答えを1分で書いてみる。
多くの(普通の)の経営者は、「会議でなにが得られそうかの予想」を会議の目的にする。それでは、会議をしてもさほど変わらない。会議後に出す具体的な成果をイメージして目的とすることによって、「それだったら、こいつも呼ぶか」とか「事前に鈴木さんにXX調べておいてもらう」といったことになり、普通では得られない成果が出る。毎回、その時点ではやり方がわからなくても、「どんな成果が出ていれば、自分自身にとって一番価値があるか?」という質問に正直に向き合ってみて、必要な準備や、覚悟を決める。そうすれば、呼ばれた参加者も、参加しがいがあるというもの。
<すごい会議 手順その8>
「この会議が終わった時に、どんな成果が出ていれば、自分自身にとって一番価値があるか?」の答えを紙に3秒で書き始める。
4.集中できるセットアップ
集中を妨げる2つの要素。
?携帯の(マナーモードの)ブルブルが鳴る
?外からメッセージが届いて「Yさんがすぐに電話してくれと言ってました」
すごい会議では、どちらも起こらない。
<すごい会議手順その9>
携帯はオフにする
<すごい会議手順その10>
会議室の外に「この部屋にいるメンバーへのメッセージはここにポストイットで貼付けておいてください」と印刷したものを貼っておく。
携帯オフにすると仕事にならない?
同業種でミーティング中に携帯がマナーモードでもオンになっているきちっとした会社と、そうでない会社では、前者の方がパフォーマンスがいい。
外部からのメッセージについても同様。
5. オンタイムでスタートする
10時スタートと決めた会議が、実際は何時、何分、何秒に始まるかで、その会社の「ぬるさ」がかなり正確にわかる。10時と10時2分は全く意味が違う。試しに、次回のミーティングはオンタイムでスタートしてみる。すると今までなにが問題だったかわかる。(またはスタートできなくて、何が問題かわかる)
<すごい会議手順その11>
オンタイムでスタートする。
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コメントの交換が主だった会議から、提案の出る会議へ。
約束が守られない会議から、約束が尊重される会議へ。
一部の人しか意見を言わなかった会議が、皆から活発に意見の出る会議へ。
会議をやらなかったら起きなかっただろう成果が出る会議へ。
会議が終わったあと、エネルギーが上がっている会議へ。
そんな会議を実現するために、
まずは手順その7,8,9,10,11を実行してみよう!
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すごい会議の手順
2009.05.13
2009.04.28
2009.04.21
2009.04.14
2009.04.07
2009.03.31
2009.03.24