今年、団塊世代第一号が定年退職を迎えました。多くの企業がシニア対象のサービスを世に送り出そうとしていますが、成功もあれば、失敗も多いようです。まずは、オヤジを定義する必要があるでしょう。
LEONという男性誌で「チョイ不良オヤジ」が流行しました。
それまで「オヤジ」と言えば、どちらかといえば
ダサイ(ファッションが今一どころか、今三の意)
クサイ(独特の加齢臭ノネナールの意)
サムイ(オヤジギャグがサムイの意)
の代名詞でした。
ところが、このLEONをきっかけに○○オヤジと装飾語を加えることで、
意外に日本の愛すべきオヤジ像が浮かんでくるぐらいに昇格しました。
インターネットで「オヤジ」を検索すると、以下の二つが上位に登場します。
オヤジ的視点でブログをつらつら書いています。
特に「我輩はオヤジである」のオヤジの定義は興味深く、
なるほどと思わせます。
まあ、私たち女性から見ると、
自分のことを敢えてオヤジと呼ぶ人は意外と格好いい人が多いこと。
なかなか、開き直ってオヤジなんて自分を呼べないですよね。
そして、女性からオヤジと呼ばれて喜んでいる男性も少なくありません。
条件は親しい女友達からで、どこか女性としての魅力があること。
そして、「オヤジ~」と愛を込めて叫べば、結構世の男性はトロトロの表情になっています。
つまり、オヤジというワードは嫌悪感をこめれば、敵対する呼び名ですし、
愛着と親しみを持って呼べば、とても親近感のある呼び名なのかもしれません。
ところで、男性が自分をオヤジと感じるときはいったいどんなときかを
アンケート調査してみました。
まずは、年齢的には個人差があるようですが、概ね40代が多いようです。
そして、どんなときかを聞いてみると下記の3つが最も多い意見でした。
朝起きて鏡で全身や顔をみたとき
最近の芸能人の名前がわからないとき
ファッションに気を使わなくなったとき
逆に女性たちに、どんな男性に対してオヤジだと感じるかを聞いてみました。
それは見た目が圧倒的に多いのです。
見た目がどうしようもない男性がスケベな話をするとそれはセクハラだと解釈し、ステキな見た目の男性がすれば、
「モテる男性は色気を失わずいいわね」ということになるのだそうです。
もちろん、いくら見た目がよくても体臭や口臭があれば、オヤジという以前に嫌われてしまうのでしょうが・・・・・・。
見た目をキザにつくりこんでも、エロオヤジ呼ばわりされるし、
男性諸氏も大変ですよね~。
ある広告代理店だった男性から面白いことを聞きました。
九州で焼酎を売り出すに当たり、「○○ダンディ」というコミュニケーションコピーを採用したそうです。
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2007.10.09
2008.06.11
株式会社パーソナルデザイン 代表取締役
「自分らしさをデザインする。」をコンセプトに、独自のパーソナルアイデンティティ分析を基に業界・業種・役職に合った「自分らしさ」をスタイリスト、ヘアデザイナー、ボイストレーナー、演出家ほか各種スペシャリストとともに演出をサポートしています。ビジネスパーソンのためのパーソナルプロデューサー、が肩書きです。