前回に続いて、ファシリテーションのお話、、、 ファシリテーションの構造を、 1.ビフォア(ミーティングデザイン) 2.オープニング(意識醸成/共有) 3.インタラクション(拡散プロセス・収束プロセス) 4.クロージング(合意形成) と捉え、前回は、 「ビフォア」→「オープニング」→「拡散プロセス」 をカバーしました。 今回は、 「収束プロセス」と「必要スキル」→「クロージング」 です。
<批判分子対策>
何を言っても否定的で、反対ばかりしている、、、
そんな批判分子がいたらどうしますか?
そんな彼(彼女?)も、もしかしたら本質をついた意見かもしれません。
まずは、ちゃんと主張の根拠を明確にすることは必要ですね。
その上で、
・代替案を求める「何か良い代替案はありますか?」
・ポジティブ転換「できるようにするためには、どうすべきですか?」
といった対処ができそうです。、
■クロージング
ミーティングにおいて、コンセンサス、共感の醸成といったクロージングを
図ることで、結論を導き出します。
「合意したと思ったのに、実はみんなバラバラの理解だった」
なんて、笑い話にもなりません。
そもそもコンセンサスが必要な局面は、ミーティングの最後だけでなく、
「個別の発言内容」→「個別論点」→「最終結論」
という流れ一つひとつに必要となるのです。
そのコンセンサスのためには、
・データ検証 : データや事実情報で確認する
・言語化 : 簡潔な言葉でリフレーズする
・ビジュアル : ホワイトボードなどでビジュアル化する
といった手段が効果的なようです。
と長々書いてきましたが、ファシリテーションには王道はありませんね。
また、ミーティングには様々な種類やタイプがあり、
全てに有効な万能薬は見つかりません。
ただ、これらの基本技術を身につけて、
皆さんの会社での会議を変革してみませんか?
株式会社シナプス 代表取締役 家弓正彦
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2009.01.30
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