麻生首相がハローワークで失業者の相談にのっている姿がTVで放映されました。 今日と数日前、2回、目にしました。 マスメディアの対応、大人の皆さんは「いつもの通り…」と思っていらっしゃる方も多いでしょうが、何も知らない子どもは無条件に受け入れます。 これが最も「これからの社会」の価値を低下させるのでは。
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麻生首相がハローワークで失業者の相談にのっている姿がTVで放映されました。
結論から申し上げますと
「なんでそこまで(その発言に対して)麻生首相が非難されなきゃいけないのか」
率直にそう感じました。
※ちなみに麻生首相の政治能力そのものについては、疑問視している一人ではあります。
TVで放映された姿は…
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1人の青年がハローワークに相談に行きました。
「やることが決まっていなければ、相談にもなかなかのりにくいよね…
何をやりたいか、はっきりしたらどうか」
という麻生首相のコメントがありました。
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この映像に対し、今日放映された市民の声(失業者の方)は次のようなものでした。
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首相は何もわかっちゃいない。「やりたいこと」なんて選べない。何でもいいから雇って欲しい、という気持ちだってあるのよ。
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失業者の方の声はごもっともですし、麻生首相の回答における「話し方」も決して上手とは思えませんでした。
でも待ってください。
首相の話している内容そのものは、そこまで声高に批判されるようなことなのでしょうか?
この放送局ではない別の放送局では、上記の麻生首相の映像の他、麻生首相に相談する若者の声も含めて放映されていました。
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六本木で、できればかっこよい仕事で…
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この声の下、ハローワークに相談に来た若者に対し、あなたが職員ならどんな感情を抱くでしょうか。
この若者の声まで放映していた放送局では、下記のような市民の声(主婦の方ですかね)も放映されていました。
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やりたいこと、っていってもね、やりたいことを叶えてくれる会社がなくなったら何もできなくなるのよ!
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この声に対し皆さんはどう感じるでしょうか。
同調する人もいるでしょう。
「給料をもらってから働く」のではなく「働いてから給料をもらう」という思考の人は「甘えている」と思うでしょう。
「社会価値創造」を志す起業家の方からみたら声もでないでしょう。
感じ方は人それぞれですので、個人の思考まで踏み入って良し悪しを論じるつもりはありません。
しかし意図的に、麻生首相が人でなしのような番組構成にするのは止めていただきたいのです。
次のページとても「知」と「情」のある社会のやり方とは思えません。
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