オーストラリアの環境保護団体、シーシェパードがまた日本の調査捕鯨を妨害する!とおっしゃているようですね。そこにハリウッド女優が参戦ですか・・・。自らの思想を元に、国に打撃を与えるのはテロですよね。彼らは私たちになじみのある「エロテロリスト」ならぬ「エコテロリスト」だと思います・・・。
これ、環境保護団体が、地球環境を思った上でのテロではないですよね。
では、なんでしょう?
ある意味、「鯨は賢い、食べてはいけない」という思想信条に基づいたテロですよね・・・。
よく考えたら、エコテロですらない。
それでも、そのエコテロですら活動に寄付という形でお金が集まり、彼らは活動を続けている。ハリウッド女優まで出てきましたので、PR効果は抜群です!すごいマーケティングナレッジですよね・・・。
感覚論ですが、社会の役に立ちたい!という思いを持った若者が増えているように思います。以前に紹介した病児保育の「フローレンス」さんも優秀な学生さんが社会の役に立ちたいと働いていますね。記事はhttp://www.insightnow.jp/article/2357です。
そんな有望な若者に「鯨を保護することは社会の役に立つんだ!」と思わないで欲しいというところです・・・。
私はナレッジを世に広める、「より知的な社会」を目指す活動が社会の役に立つと信じて布教活動をしています。これが「鯨の保護」とどう違うのか?ということは、本当のところでは言えないこともわかっています。
私の思想は今のところ、「鯨の保護」というマーケティングのメッセージに完敗しているというところです。
しょーもなく、だらだらと文章を書いてきましたが私の切なる願いとしては、エコテロな活動や、それですらない、社会のためと称するけど、あまり誠意のない特定の思想信条の活動に、有望な若者が身を投じてしまわないように、というところです。
より強力なメッセージを発した者勝ちな社会になろうとしているようにも思う中、自分が「まだましだ」と信じることに身を投じて生きて行きたいと思っております。
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環境
2008.12.06
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2008.06.22
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役
THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。