都市の道を考える

2008.11.07

ライフ・ソーシャル

都市の道を考える

敷浪 一哉

空地の無くなった都市部に新しい公共スペースをつくりだすアイデアです。

歩行者天国 は商店街など商業エリアで行われているものですが、もっと人々が暮らす街の中で行われてもいいですよね。晴れた日は外にイスを出して日光浴しながら本を読んでみたり、子供たちは車が来るのを気にせずに思いっきり走り回ってみたり、わざわざ公園まで足を運ばなくても気軽に家の前で色々できる空間が生まれるわけです。

交通を整理するということは、新しい公共空間を生み出すということにもつながるわけで、都市で人間らしく生活するための色んな問題が、ここで解消されるんじゃないかと思ってるわけなんです。

その昔、車が無かった頃は、道というのはそんな使われ方でした。「移動する」という目的だけじゃない、いろんな使われ方がされ、そこに自然に人間同士のコミュニケーション が営まれるはずなんです。

都市の交通を整理するとは、環境負荷 を軽減するだけではありません。営みの場を、もう一度人々の手に戻したい。僕は、そんな気持ちでございます。

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