マーケティングを勉強している人なら、 「ねじの穴」 というフレーズにはピンとくる方が多いでしょう。
ただし、常に兆候があります。
「自然は飛躍しない」。ミクロ経済学の父、アルフレッド・
マーシャルはこのように述べています。
「変化することも多いが、変わらないことはもっと多い」と。
物事の変化は速いが、瞬時に変わることはめったにないのです。”
そういえば、田坂広志氏は、
“未来を「予測」することはできないが、「予見」はできる”
と述べていますね。
ビジネスを持続するためには、
変化の兆候をかぎとり、その変化の方向に合わせて、
自社の製品や組織、人材を柔軟に作り変えていくことが
必要なのです。
このことは、言われて見れば当たり前のことですが、
今売れている製品、できあがった体制を創造的に破壊し、
将来の変化に備えるのは実際は簡単ではありません・・・
レビット氏の含蓄のある言葉に、
私たちはしばしば立ち戻ったほうがよさそうです。
『ハーバードビジネスレビュー 2008年11月号』
(ダイヤモンド社)
→アマゾンはこちらから
『T.レビット マーケティング論』
(セオドア・レビット著、有賀裕子訳、ダイヤモンド社)
→アマゾンはこちらから
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
関連記事
2010.05.10
2010.08.04
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。