購買ネットワーク会という取組み

2007.06.02

経営・マネジメント

購買ネットワーク会という取組み

野町 直弘
調達購買コンサルタント

購買ネットワーク会は現役バイヤーや購買関連の仕事に従事する方のための交流会です。

2005年の春、ある自動車メーカーの若手バイヤーの方からメールをいただき、その方と『日本の購買を変えていくような取組みをしよう!』ということから、「購買ネットワーク会」という取組みをはじめました。

初回は2005年の夏に内輪の7名からスタートし、今年の5月についに10回目を開催しました。その間、登録者数で300名以上の方が参加、現在も50-60名の方が各回に参加するような日本でも最大級の購買・調達関連業務の交流会に発展しました。

この会の素晴らしさは3点あります。

1.日本一ハードルが低くて高い会
 ネットワーク会は土曜の午後に実施しています。また安価ですが500円の会費をいただいています。
 ただ、本当に意識の高い方でない限り、わざわざ休みの日をつぶして参加するようなことはないです。一方で参加希望の方はどなたでも大歓迎です。
参加資格などありません。
 ですからハードルが低くて高い会!なのです。
 今では四国、北海道、関西、何とシンガポールや米国からも参加されている方もいらっしゃいます。無論自費です。すばらしい!!

2.自主的な会であること
 当初から目指していたのは「バイヤーの、バイヤーによる、バイヤーのための会」です。
 そういう点で交流会ではボランティアで幹事を常に募集しており、次回からは私も代表幹事を外れて、現役バイヤーの方が代表幹事になりました。
 交流会というもの、最初はよいのですが、そのうちマンネリ化、人員の固定化が始まるものですが、常に新しい風が入ってかき回してくれ、いつも新鮮な会になっています。

3.楽しく、役に立つ会を目指している
 2にも関わりますが、単に名刺交換で終わるのではなく、毎回テーマを決めて、グループ討議、発表などをやっています。
 よくやるのはケーススタディ。過去には「バイヤーお悩み相談室」「人材育成をめぐる異論反論」のようなテーマも取り上げました。
 特にケースは毎回担当者が忙しい中を時間をかけてケーススタディを作成し、グループ討議→発表をしています。
日本中探しても購買・調達分野のケーススタディなんてどこにもないのでは?
このような毎回の努力が楽しく、役に立つ会つくりにつながっていると思います。

ご興味のある方はこちらまで。

次回は7月28日拡大版です。

Ads by Google

この記事が気に入ったらいいね!しよう
INSIGHT NOW!の最新記事をお届けします

野町 直弘

調達購買コンサルタント

調達購買改革コンサルタント。 自身も自動車会社、外資系金融機関の調達・購買を経験し、複数のコンサルティング会社を経由しており、購買実務経験のあるプロフェッショナルです。

フォロー フォローして野町 直弘の新着記事を受け取る

一歩先を行く最新ビジネス記事を受け取る

ログイン

この機能をご利用いただくにはログインが必要です。

ご登録いただいたメールアドレス、パスワードを入力してログインしてください。

パスワードをお忘れの方

フェイスブックのアカウントでもログインできます。

INSIGHT NOW!のご利用規約プライバシーポリシーーが適用されます。
INSIGHT NOW!が無断でタイムラインに投稿することはありません。