これだけ、職場ストレスで悩んでいるワーカーや企業が多い中でも、なかなかその対策が進んでいないのが実情だ。しかし、嘆いていても日々そのリスクは低減する様相はない。 となれば、現場の管理職がリスク回避のためにも、また、部下のためにもメンタルケアのスキルを独自に見つけることが必要となる。
さらに、今はPCで作業をする時代。
”PCの画面を見ている時間”と”部下の顔を見たり声を聴いている時間”と、どちらが1日の時間で長いだろうか?
おそらく、比べ物にならないほどPCの画面を見ている時間のほうが長いのではないだろうか?
確かに人数が多い場合には、分担する必要があるが、
通常10人以下であれあ管理職は以下の【早期発見】のポイントを
実行すべきである。
部下との日常において以下の点について管理職や先輩はぜひ以下のアクションを実行してほしい。
~早期発見のポイント~
LEVEL0 【こうなったら要注意】
・予定休暇ではなく朝の電話で当日休暇を取り出した。
・以前は素早くできた作業に、極端に時間がかかるようになった。
・以前はミスが少なかったが、最近ミスが多くなった。
・明るくなったり、暗くなったり極端になった。
・個人業績が思わしくない。
・厳しい得意先の担当になった。
LEVEL1【毎日必ずやること】
(毎日オフィスを歩き+自分のデスクから)
・部下の電話に聞き耳を立てる。
・部下の表情を1人1分みる。
・部下の机上をチェックする。
LEVEL2【時々やること】
・声をかけてみる。
・雑談をする。
・ランチに誘う
・夕食に誘う
LEVEL3【相手を見て可能ならぜひやりたいこと】
・ホームパーティに誘う
・スポーツ観戦(野球・サッカー、スケート)に誘う
・その他仕事以外の時間を共有する。
※このようなレクリエーションが嫌いな部下もいるので注意。
繰り返しになるが、あくまでも平常時の早期発見方法として管理職がやるべき行動だ。
メンタルダウンしている部下をホームパーティなどに無理やり誘うのは、むしろ逆効果になってしまう。
そしてこれら早期発見のポイントで重要なことがある。
点で判断するのではなく、線で判断することだ。
そのためにも、毎日のようにチェックをしていないと
変化に気づかない。これが重要なのだ。
そして、次は部下のメンタルダウンに気づいたときの【対処】。
上記LEVEL0~3までの中で部下を見て「ひょっとしたら落ち込んでいるかな?!」と思ったら。。。次回のコラムで!
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2008.08.07
2008.08.24
株式会社メンター・クラフト 代表取締役社長
http://www.mentor-craft.co.jp/ http://www.mba-noryoku.com/ 大学卒業後、大手エレクトロニクス商社に勤務。その後、IT業界、映像コンテンツ業界と15年間の営業・企画・マネージャー等の経験を経て、 2007年4月に(株)メンター・クラフト設立。 豪州ボンド大学大学院 MBA(経営学修士) エグゼクティブ・コーチ(JIPCC認定) 日本コーチ協会正会員