常識の壁を打ち破る(4)

2007.05.29

仕事術

常識の壁を打ち破る(4)

松尾 順
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

1997年の営業開始から、わずか6年で日本一の評価を獲得した 「ザ・リッツ・カールトン大阪」。 日本進出10年目の今年(2007年)春には、 東京ミッドタウン内に「ザ・リッツ・カールトン東京」を開業。

しかし、宿泊客の中には、いつもいつも重いフルコースではなく、
時に、軽く済ませたいというニーズがあったはずです。

そこで、リッツ氏は、料理を個別に注文できる
アラカルト方式のメニューを採用しました。

これも、また当時の業界においては

「非常識」

なやり方だったそうです。

さらに、ホテルのパーティルームのシャンデリアの明るさを
時間帯などに応じて、柔軟に変えることを初めてやったのも
リッツ氏でした。

パーティは、女性の美しさを際立たせる機会と考え、
女性が最も美しく見える明るさを目指したのです。

こうして、常識の枠にとらわれず、自由な発想に基づく
新たなホテルの在り方を生み出したセザール・リッツ氏の
DNAが、現代のザ・リッツ・カールトンに脈々と
引き継がれてきているのだそうです。

*以上は、ザ・リッツ・カールトンホテル日本支社
 支社長、高野登氏のご講演からご紹介しました。

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有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。

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