昨日ちょこっとご紹介した、 「マーケティング・リテラシー」 (プレジデント最新号(2007.6.4) 「ビジネススクール流知的武装講座」) について、ちょっと内容が難しくなるのですが、 記事全体のポイントをまとめておきます。 (私の方で、多少言い回しを変えたり補足説明してます)
(1)仕組みとしてのリサーチ・プロセスの確立
(リサーチに基づいたマーケティング決定)
(2)マーケターとリサーチ担当との良い緊張関係
(3)リサーチ標準(手法、プロセス、基準)の維持
さて、石井先生は、日本企業では、ことのほか
「思えばなる方式」
が評価されると指摘しています。
「マーケターもデザイナーもクリエーターもリサーチャーも
侃侃諤諤議論しながら一緒にやれば何とかなる」
というやり方のことです。
しかし、良い商品を作りたいと思う人が集まって、
良くない商品が生まれているのが現実。
「これだけ複雑になった現代のマーケティング世界では、
思えばなる方式だけで渡っていけるほど簡単ではない」
と、石井先生はバッサリ。
売れる商品づくりに本当に役立つリサーチを行うためには、
「思えばなる方式」からの脱却が必要でしょう。
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2007.08.01
2008.11.21
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。