今話題の二つの熱血教師学園ドラマシリーズ。 なぜ、この二つのドラマが 大人気となっているのか? 「ルーキーズ」の平均視聴率(1話~6話)が、12.22%、 「ごくせん」の平均視聴率(1話~8話)はなんと、23.83%で、 2008年4月~6月全局ドラマ部門の堂々の第一位だ。 (Audience RatingTVより) これら多くの視聴者を引き付ける、両ドラマの主人公に共通するリーダーシップ行動の魅力に迫る。
「ルーキーズ」川藤
みんなで甲子園出場を目指すという新しい夢を設定(G)
生徒が道を外れそうになっても学校との交渉、練習試合の設定など(A)
決してくじけず、夢を実現することが素晴らしいことを自ら信じる(M)
(時に、中国のコトワザを使用し”自分にもできるんだ”と知らしめる)
生徒がピンチのときには、体を張って全力で問題解決にあたる(S)
これは体感だが、近年40代、30代、20代と年齢層が下がるにしたがい、
「リーダーシップ型人材」の割合が少なくなってきている感じを受ける。
この体感が正しいとした場合、さまざまな時代的背景的な要因が考えられる。
・兄弟が昔に比べると少ない
・子供同士で外で遊んだりせずにテレビゲーム世代
・学生時代を携帯コミュニケーションで過ごしリアルコミュニケーション不足
これらからくる、「誰かに頼りたい」「引張ってって欲しい」という潜在的な気持ち、
誰かに自分を信じてほしいという若者たちの気持ち。
逆に、できるならこんな教師たちのように今の若者を引っ張っていきたい。という大人のきもち。
こういった、現代人の心理に不足した心の栄養剤的な役割をこの両ドラマが担っていると言える。
ヤンクミが常に訴えることは、
「腹割って話せる仲間のありがたさ、生んでくれた親のありがたさを知れ」
川藤が常に訴えているのが、
「夢をばかにするな、夢と目標を持て」
だ。実はこれらは現実の世界でも非常に重要な要素であり、
これらを本当に理解することで、ビジネスの上でもその人の魅力が
向上し成功へ近づくことができる。
ドラマをみて、「こんなことありっこない」「架空のドラマの話だ」と
一蹴してしまう人がいるなら、ぜひもう一度考えてみてほしい。
これらのドラマから学ぶべき点は多いはずだ。
確かに、これらのドラマのように、全てが順調にいくドラマと現実の世界を
比較するとギャップを感じるかもしれない。しかし、現実の世界でも彼ら
両教師がとっているリーダーシップ行動は、非常に大切な要素であり、各界で成功している
リーダーたちも表現こそ異なるが、GAMSのフレームワーク行動という
エッセンスを実行しているのだ。
単なるドラマとしてとらえる人と、なぜこのようなドラマが人気があるのか?
なぜ、彼らの行動に不良生徒たちが更生されていくストーリーに仕上がるのか?
という観点で見てみれば、明日からみなさんのリーダーシップ行動にも
多いに役立つのではないだろうか。
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リーダーシップ
2008.06.16
2008.05.28
2008.03.19
2008.02.25
株式会社メンター・クラフト 代表取締役社長
http://www.mentor-craft.co.jp/ http://www.mba-noryoku.com/ 大学卒業後、大手エレクトロニクス商社に勤務。その後、IT業界、映像コンテンツ業界と15年間の営業・企画・マネージャー等の経験を経て、 2007年4月に(株)メンター・クラフト設立。 豪州ボンド大学大学院 MBA(経営学修士) エグゼクティブ・コーチ(JIPCC認定) 日本コーチ協会正会員