化粧品クチコミサイトといえば@cosme(アットコスメ)。月間ページビュー数は2億PVに達し、これまでに集まったクチコミ総数は実に600万近く。寄せられる生の声は1日あたり3,000件を超え、20代~30代をメインに、美容に関心のある女性から圧倒的な支持を集めるモンスターサイトである。今年に入りヤフー、講談社と相次いで業務提携し、新たなステージを目指す同社のこれまでとこれからを聞いた。
~特集インタビュー「なぜ『@cosme』は日本一の化粧品クチコミサイトになったのか」完~
『株式会社アイスタイル関連リンク』
・株式会社アイスタイル
http://www.istyle.co.jp/
・みんなのクチコミサイト@cosme
http://www.cosme.net/
・みんなのクチコミサイト@cosmeの姉妹版 化粧品ショッピングサイト cosme.com(コスメ・コム)
http://www.cosme.com/top/index.html
・化粧品レビュー情報(クチコミデータ)を閲覧・集計できる有料データサービス @cosme PRO
http://www.cosmepro.jp/asp/gw/011_01.asp
【Insight's Insight】
@cosme成功の秘密は、クチコミをデータベースと考える戦略にあり。
吉松社長が最初から最後まで強調していたのが「クチコミを集めれば、強力なデータベースになる」ということ。この視点がぶれなかったことが@cosmeの勝因ではないだろうか。
ただしクチコミに関しては、単に数を多く集めようという考え方と、各商品について上質な内容のクチコミを一定数集めればよしとする考え方では、サイト運営に大きな差が出るはずだ。アイスタイルはもちろん後者であるが、それでも寄せられる声は増える一方である。
繰り返しになるが、サイトトラフィックを増やしてページビューを稼ぎ、それをもってメディアバリューを高めて広告費収入を得るというモデルとは、最初から一線を画していたのが@cosmeである。もちろん投稿者や読者があってこそサイトとして成立するわけだが、その目的で他の女性向けサイト、コミュニティサイトとは完全に差別化された戦略を秘めていたこと。ここに@cosmeの戦略性があり、将来性も広がっている。
そしてサイトをデータを集めるツールとして考える@cosmeの戦略は、大いに参考になるはずだ。
(インタビュー:竹林篤実/坂口健治 構成:竹林篤実)
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FMO第9弾【株式会社アイスタイル】
2014.06.01
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