ビジョンメーキングでモチベーションを引き出せない人に対しては、現状の不満点にフォーカスして改善を促すようにすると前向きな行動を引き出すことができます。
改善点が見つかったら、
●どうすれば改善できるか
●そのためには何が必要か
このプロセスを踏むことで、現状認識タイプのモチベーションを引き出すことができます。
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さらに、少しだけ想像してみてください。
●もし、改善できたとしたら、現状がどんなふうに変わるか
現状認識タイプの人だってビジョンを描くことができます。
ただし、最初からビジョンを語る未来志向タイプに比べると、現状認識タイプがビジョンを語るには、このようにいくつかのプロセスを経なければならないかもしれません。
また、現実にとらわれず大胆で革新的なビジョンを語る未来志向タイプに比べると、現状認識タイプのビジョンはスケールが小さいかもしれません。
しかし、小さなビジョンは、比較的現実に近く達成の難易度も低いものです。したがって、ビジョン実現の可能性は高いといえます。
現状認識タイプは、きちんとマネジメントすれば、ビジョンに向かってコツコツと改善に取り組みます。
タイプの違いによって、効果的なモチベーションマネジメントの方法は異なります。現状認識タイプには現在から未来へ、未来志向タイプには未来から現在へと視点を変えることを意識してみてください。
巷には未来志向タイプを褒める論調は多いようです。そこで今回は、ビジョンを語らないけど現状分析に優れた現状認識タイプをフィーチャー(feature)しました。
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論理思考
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