仕事の進め方は、これから大きく変わる。 私はそう思っている。 しかもこれは、単にAIで作業が楽になるという話ではない。 文章が速く書けるとか、議事録が自動化できるとか、そういう便利さだけの話ではない。
これだけで、受け手の理解速度はかなり変わる。
何に困っていて、
どこに可能性があり、
どんな支援を望んでいるかが、一気に見えるからだ。
つまり、相談が「気持ち」ではなく「構造」になる。
この差は大きい。
会議が不要になるのではない。会議の質が変わる
ここは誤解されたくない。
私は、すべての会議がなくなるとは思っていない。
人間同士でしか決められないことはある。
温度感、優先順位、責任の置き方、最終判断。
これらはやはり人が話す必要がある。
でも、今までの会議の多くは、
本来会議でやるべきではないことをやっていた。
背景説明。
前提共有。
論点探し。
情報の不足確認。
認識合わせ。
こうした部分は、かなりAIで前処理できる。
だから未来の会議は減るというより、絞られる。
そして残った会議の価値は上がる。
情報共有の場ではなく、判断の場になる。
長時間の認識合わせではなく、短時間の意思決定になる。
これは単なる時短ではない。
仕事の密度が上がるということだ。
なぜこれで仕事は高度化するのか
ここで大事なのは、
この変化は効率化で終わらないという点だ。
仕事が速くなるだけなら、ただの省力化に聞こえる。
でも実際には、それ以上のことが起きる。
AIでSWOTをつくると、
自分でも曖昧だったことが見えてくる。
* 本当に強みは何か
* 弱みは商品なのか、伝え方なのか
* 機会は市場なのか、販路なのか
* 脅威は競合なのか、社内体制なのか
こうしたことが、整理の過程で明確になる。
つまり、相手に伝わりやすくなるだけではなく、
自分の考えそのものが深くなる。
ここが「高度化」だ。
仕事の高度化とは、難しい言葉を使うことではない。
論点がクリアになり、判断の精度が上がり、実行がブレなくなることだ。
その意味で、SWOTで会話する仕事は、
必ず今より一段レベルが上がる。
仕事が速い人の定義も変わる
これから評価される人も変わると思う。
これまでは、仕事が速い人というと、
返事が早い人、動きが早い人、会議で仕切れる人、というイメージがあった。
でもAI時代は違う。
本当に速い人は、
相手が理解しやすい地図を先につくれる人だ。
相談を構造化できる人。
依頼を明確化できる人。
論点を先に並べられる人。
相手が考えやすい形に整えて渡せる人。
そして、その下ごしらえをAIで一気にやる人だ。
これは強い。
しかも属人的ではない。
多くの人が再現できる。
だから私は、この変化は一部の優秀な人だけの話ではなく、
働く人全体の底上げにつながると思っている。
これからの時短コスパAI仕事術―昭和・令和・未来のビジネス
2026.04.25
2026.04.25
人材育成コンサルタント、シニアインストラクター
● 人材育成、DX・IT、コンサル、マーケの経験を踏まえて、人材教育の新たなアプローチを探求中 明大法なのに齋藤孝ゼミ🤣 教免3種ホルダー イノベーション融合学会専務理事 教育研究家、モノカキの時は、「富士 翔大郎」と言います。天才トム・ショルツの「BOSTON」と「マニュアル車」「海外ドラマ」をこよなく愛する静岡県民
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