仕事の進め方は、これから大きく変わる。 私はそう思っている。 しかもこれは、単にAIで作業が楽になるという話ではない。 文章が速く書けるとか、議事録が自動化できるとか、そういう便利さだけの話ではない。
ミライの会社は、まず地図を渡す
では、これからどう変わるのか。
私は、次の時代の仕事はこうなると思っている。
何か相談があるなら、まずAIに整理させる。
そして、その内容をフレームワークに落として相手に渡す。
たとえば販売支援をお願いしたいなら、こんなふうに送る。
* この商品のSWOTを整理しました
* 強みはここです
* 弱みはここです
* 市場機会はここです
* 脅威はここです
* その上で、販促支援としてお願いしたい論点はこの3つです
ここまで整理されていたら、受け取る側はかなり速く理解できる。
さらに受け取る側もAIに読ませて、
「不足している論点」
「確認すべき前提」
「優先度が高い打ち手」
をすぐに抽出できる。
ここで初めて、人間同士の短い対話が生きる。
つまり、ミライの仕事はこうなる。
人が集まってから考えるのではなく、AIで地図をつくってから話す。
これが、私の言う
“SWOTで会話する会社”
である。
SWOTは分析のためだけのものではない
SWOTというと、多くの人はマーケティング分析の道具だと思っている。
もちろんそれは間違っていない。
だが私は、SWOTの価値はそこだけではないと思っている。
SWOTの本当の強さは、
複数の人が同じ景色を見ながら話せることにある。
Strength。強み。
Weakness。弱み。
Opportunity。機会。
Threat。脅威。
この4つの枠に整理するだけで、話がかなり噛み合いやすくなる。
営業は営業の視点だけで話しがちだ。
商品部は商品部の視点で考える。
販促は販促の見え方をする。
経営はまた別の視点を持っている。
それぞれ見ているものが違う。
だから会話がズレる。
でもSWOTという共通の枠を置くと、
「強みはどこか」
「弱みは何か」
「追い風はあるか」
「リスクは何か」
という形で、同じ地図の上で話せるようになる。
つまりSWOTは、分析フレームワークである前に、
共有フレームワークなのだ。
私はここが重要だと思っている。
たとえば販売支援の相談はこう変わる
具体例で考えてみる。
ある商品がある。
品質には自信がある。
しかし売上が伸びていない。
そこで販促チームに支援をお願いしたい。
従来なら、たぶんこうなる。
「少しお時間いただけますか。今この商品が伸び悩んでいて、販促のご相談をしたいです」
そして会議で説明が始まる。
だがこれからは、こんな形でいい。
AIで作った事前整理メモ
対象商品
新発売の〇〇商品
SWOT整理
Strength
* 品質評価が高い
* 他社より使いやすい
* 既存顧客からの満足度が高い
Weakness
* 認知が低い
* 価格がやや高く見える
* 販売現場での説明素材が不足している
Opportunity
* 同カテゴリ需要が伸びている
* 比較検討層が増えている
* SNS上で近いニーズの投稿が増えている
Threat
* 低価格競合が強い
* 類似商品の訴求が先行している
* 店頭では違いが伝わりにくい
今回お願いしたいこと
1. 強みが伝わる販促表現の再整理
2. 店頭・営業向けの説明素材作成
3. 比較検討層向けの打ち出し案の検討
これからの時短コスパAI仕事術―昭和・令和・未来のビジネス
2026.04.25
2026.04.25
人材育成コンサルタント、シニアインストラクター
● 人材育成、DX・IT、コンサル、マーケの経験を踏まえて、人材教育の新たなアプローチを探求中 明大法なのに齋藤孝ゼミ🤣 教免3種ホルダー イノベーション融合学会専務理事 教育研究家、モノカキの時は、「富士 翔大郎」と言います。天才トム・ショルツの「BOSTON」と「マニュアル車」「海外ドラマ」をこよなく愛する静岡県民
フォローして富士 翔大郎の新着記事を受け取る