時間管理において、自分1人のマネジメントだけ行っていればよかったのに対して、マネージャーとなると、部下の仕事まで管理することが必要になります。
複数の部下ができ、マネージャーともなると、仕事量が大幅に増加し、責任も増えます。
責任の範囲は、これまで自分一人であったことに対して、マネジメントをする部門全体の責任を担うことになるからです。そして、その部門の成果は自分自身の評価に直結します。
部下の成長を支援するための時間管理
時間管理において、自分1人のマネジメントだけ行っていればよかったのに対して、マネージャーとなると、部下の仕事まで管理することが必要になります。
マネージャーとしての役割のひとつに、自分の成長とあわせて、部下の成長を担うことが挙げられます。
当然、時間管理においても、自分がマネージャーとして成長するためのタスクや計画と同時に、部下の成長を支援する活動を計画する必要があるわけです。
当たり前のことですが、チームとして、より大きな成果を上げるためには、チームメンバーそれぞれが成長するしか方法はありません。成長の中身は仕事によってさまざまです。戦略のつくり方、情報や知識、業務遂行のスキル、コミュニケーション能力など、現在の仕事や戦略、メンバーの能力やスキルによって、伸ばすスキルを決める必要があります。
1週間単位での計画の前に1年後のゴールイメージ
自分の成長と部下の成長を考え計画を立てるには、1週間単位で考えるのが良いでしょう。
1日では、やることが決まっていることが多く、成長という「重要だが緊急ではない」タスクには、手をつけづらくなります。1か月の場合、目標に近いタスクになってしまい、具体的なタスクとしてスケジュールに落としづらくなります。1週間というスパンの中で、自分の成長、部下の成長の支援を計画するのが望ましいと言えます。
ただし、学びやスキルアップは、周囲から与えられるものではありません。上司として手伝うことができるのは、環境を整え、部下が主体的に学びたいと思うように導くことです。それは自分においても同じことです。自分でスキルを伸ばしたい、成長したいという欲求がないところに成長はありません。
そのためには、まず、半年や1年のスパンで自分が到達したいレベルを具体化するところから始めます。たとえば、「昨年、自分ではできなかった新規のプロジェクトを1年後にはクロージングできるようになりたい」「半年後には、○○について1時間程度の勉強会を講師として開催できるようになる」といったことでしょうか。
こうしたゴールを自分なりに明確にしたら、次に部下と共有します。そして「私はこういうゴールを定めているけど、君は自分の1年後にどういうイメージを持っている?」と問いかけます。
関連記事
2009.10.27
2010.03.20