「人手不足を言い訳にせず、自社でできることを考える」

2025.03.19

営業・マーケティング

「人手不足を言い訳にせず、自社でできることを考える」

大野 亜希子
イデア・ヴィスタ株式会社 代表取締役

サービス業において、顧客満足度を維持することは永遠のテーマです。 しかし、そのためには店舗の「都合」を顧客に押し付けない努力が必要です。 特に人員不足や運営上の課題がある場合、それに対してどんな対策を講じると良いのか、顧客満足度を下げずに済むのかを考えることが必要になります。 先日、数寄屋造りの雰囲気ある飲食店で体験した出来事を通じて、サービス業の事例から学び、自社の業務においても取り入れるべき工夫について考える機会にしていただければと思います。

  1. 事前案内の徹底
    席に案内する段階で、「本日は少人数で運営しておりますので、対応が遅れる場合がございます。何かありましたらすぐにお声がけください」と、事前に状況を伝える。
  2. 柔軟な人員配置
    ピークタイムには受付や裏方スタッフをフロア対応に加えるなど、柔軟な配置を検討する。
  3. システムの見直し
    呼び出しボタンがあるにも関わらず機能していないのは問題です。対応が遅れそうな場合でも、「押したら5分以内に対応」など具体的な基準を設けることで、顧客が不満を感じにくくなります。

3. スタッフ同士の連携と教育


人員が不足している場合こそ、スタッフ同士の連携が重要です。

フロアのスタッフが一人なら、他のスタッフがフォローに回るシステムを整えるべきです。

また、スタッフ教育において「お詫びの重要性」や「不足がある時こそ顧客への配慮とな何か」を学ぶ仕組みも大切です。
それらを徹底することも欠かせません。
そして、何かあった時に、常に顧客を気遣う適切な一言があるだけで、顧客の印象は大きく変わります。


まとめ:限られた環境でも顧客満足度を守るために

どんなに素晴らしい料理や空間を提供しても、サービスがそれに見合わなければ顧客満足度は低下します。
特に人員不足の状況では、以下の3つが重要です:

  1. 店舗都合を正当化しない姿勢
  2. 制約がある中での創意工夫
  3. スタッフ連携と教育の強化

これらを企業単位で考え、実行していくことが求められます。
顧客は目に見える部分だけでなく、その背景にある「見えない手」を感じ取ります。
それが一貫した満足度につながるのです。サービス業としてのプロ意識を高め、どのような状況でも顧客満足度を守る姿勢を築いていきましょう。

そして、それらは決してサービス業だけに言えることではありません。
今抱えている貴社の課題は、会社都合として「できないのは仕方ない」と理解してもらおうとしていないでしょうか?今一度、自社の都合で進めてしまっていることや、出来る対応を怠っていないかを考えるきっかけにしていただければと思います。

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大野 亜希子

イデア・ヴィスタ株式会社 代表取締役

顧客心理の専門家/ /売上向上専門家 /一般社団法人 日本経営士会 経営士補 /日本プロフェッショナル講師協会 認定講師  https://www.idea-vista.info/  売上にお悩みなら、お声がけください。 売上アップ、人材育成、組織の活性化の支援を 貴社の課題から最適な改善策で提案しています。 若手が自ら考え行動する「辞めない」育成と、それを支える仕組み作りを通じて、 成果につながるまで経営者のみなさまともに歩む、伴走支援をしています。

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