BtoBマーケティングや営業戦略において、リード獲得は売上の起点を作り出す重要な施策の1つである。今回のコラムではBtoBのリード獲得に必要なコンテンツの作り方について基礎をご紹介する。
BtoBのリード獲得の方法と具体的なやり方
リード獲得に必要な「コンテンツ」を企画・設計し、準備ができたら、実際にリード獲得を実行してみよう。ここでは、BtoBの代表的なリード獲得施策を4つご紹介する。
セミナー・ウェビナーでのリード獲得
BtoBで代表的なリード獲得施策といえば、セミナー・ウェビナーであろう。上述したサジェスト分析でどんなセミナーが喜ばれそうか?を事前に分析し、セミナーのタイトルとアジェンダ案を設計すると良い。
実際に設計するときは、サジェスト分析を複数回実施し、ヒントを得るといいだろう。先ほど、「安全規格」に関しての例を掲載したが、Googleの検索ボックスに「協働ロボット 安全規格」と入れると、下記のような画面(2024/04/07時点:Googleの検索ボックスから画像を取得)になる。
参照・引用元:Googleの検索ボックスより
この場合だと、ISOや速度制限、安全策、リスクアセスメント事例などについて調査していることがわかる。
このように、複数回、サジェスト分析をし続けることで、より幅広いセミナーのヒントが得られるだろう。そして、得られた結果からセミナーのタイトルやアジェンダを決めて、セミナーを実施してみよう。リード獲得できる可能性が高くなるはずだ。
展示会でのリード獲得
BtoBでもう1つの代表的なリード獲得施策といえば、展示会であろう。来場者と名刺交換することでリード獲得につながる。そのため、展示会では「ブースに引き寄せること」と「ブース内での名刺交換」がポイントとなるだろう。
「ブースに引き寄せる」については、ブースの企画設計を生業とする支援企業が存在するため、そういったプロに任せると良い。問題は、どのようにして名刺交換までもっていくか?である。
そういった際に、リード獲得に必要な「コンテンツ」が役にたつ。
例えば、リード獲得に必要な「コンテンツ」の1つに「ホワイトペーパー」がある。ホワイトペーパーとは、リード(見込み客)や既存顧客にとって有益な情報をまとめた資料のことだ。たとえば、「何かの課題を解決する方法や技術をまとめた資料」、「実際に解決できた事例を紹介する資料」、「課題の抜け漏れがないかを確認するチェックシート」などのような資料がホワイトペーパーとなる。
ホワイトペーパーをサジェスト分析で設計し、展示会で配布することで、名刺交換につながる可能性を高めることができる。セミナー・ウェビナーのタイトルやアジェンダを決めた手順と同様に、ホワイトペーパーもサジェスト分析を複数回実施し、企画設計してみよう。
次のページWEBサイト(SEO対策とホワイトペーパー)でリード獲得
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
BtoBマーケティング
2024.02.03
2024.02.12
2024.02.28
2024.03.15
2024.04.14
2024.06.17
2024.07.02
2024.08.24
株式会社ALUHA 代表取締役社長
BtoBマーケティングコンサルティングを展開。大手IT企業、製造業を中心に、伴走型コンサルティングを展開中。リソースを効率的に活用し、最小限の工数で効果を最大化するコンサルが得意