インバウンドマーケティングとは?目的や具体的な手法を解説

2024.02.28

営業・マーケティング

インバウンドマーケティングとは?目的や具体的な手法を解説

荻野 永策
株式会社ALUHA 代表取締役社長

BtoBマーケティングでは、顧客の購買行動の変化に伴い、インバウンド型のマーケティング(インバウンドマーケティング)に注目が集まっている。そこで今回は、BtoB企業向けにインバウンドマーケティングの概要や目的、主な手法をわかりやすく説明する。

ソリューションページ

ソリューションページとは、顧客やリードが解決したい課題の解決方法やプロセス、解決事例などを紹介するWEBページのことで、ランディングページの一種とも言える。

ソリューションページは課題解決に特化しており、課題の数だけページを作成でき、さまざまな角度からコンテンツを作成することが可能だ。その結果、コンテンツの間口が広くなり、より見つけてもらう可能性が高くなる。

しかし、顧客が抱えている課題を正確に把握し、それに対する解決策を提案するのは簡単ではない。そのため、マーケティングリサーチの質が成果を左右するといっても過言ではないだろう。

ホワイトペーパー

ホワイトペーパーとは、顧客の抱える問題に対する解決策を記載した資料だ。主にWebサイトからのダウンロード資料として用いられる。

ホワイトペーパーを活用するメリットは、顧客の知りたい情報を提供することで関心を引き、コンバージョンを獲得できることだ。効果的なホワイトペーパーを作成するには、どんなテーマに対して、どんなコンテンツにするかが重要だ。それを間違えると資料作成に充てた多大な工数が無駄になることもある。読者のニーズの変化に対応できるように、継続的に内容を改善する必要もある。

自社のWebサイトからのコンバージョンを増やしたい場合に特に有効の手法であるため、リードが解決したい課題や学びたいことを事前に把握し、それらに関する有益なコンテンツをPDF資料にまとめて配布しよう。

セミナー動画

顧客やリードにとって有益な情報が学べるセミナーを継続的に実施し、それを動画化することで、インバウンドマーケティングを推進することができる。動画コンテンツをYoutubeなどで配信すれば、顧客やリードに見つけてもらう可能性を拡大することができる。

たくさんの動画を作成し、インバウンドマーケティングの資産として蓄積していけば、やればやるほど、成果につながる可能性も高くなるだろう。動画を作成するのは工数もかかるが、情報収集の時間短縮という意味では、効果的な手法の1つと言える。


以上、インバウンドマーケティングの目的や主な手法について解説した。インバウンドマーケティングを実施すると、セールス活動が効率的なものになる。顧客の購買行動の変化やデジタル促進にも対応できるため、アウトバウンドマーケティングでの非効率な営業活動にお悩みの場合には、インバウンドマーケティングを実施することがおすすめだ。

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荻野 永策

株式会社ALUHA 代表取締役社長

BtoBマーケティングコンサルティングを展開。大手IT企業、製造業を中心に、伴走型コンサルティングを展開中。リソースを効率的に活用し、最小限の工数で効果を最大化するコンサルが得意

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