「子ども達の役に立ちたい」なんて、自惚れだ! (いや、それでもやっぱり、子ども達のためになること、していきたいから) 最初の気持ちを内心に隠し、( )の中の内心を、陰でしっかり行っていく…それが本当の、質の高い教育です。
「なんとかしたい」という思いが(表面上)強すぎる人は、この掛け算の後ろの項、「効果を与えられた人数」を考慮しない場合も多々あると思っています。
いや、それだけ全然問題ないんですが、「なんとかしたい」という思いが完全に自己満足の領域に走り、相手に対して恩着せがましい領域に入る教育者も、いっぱい見てきました。
“「なんとかしたい」は自分自身の欲求なんだ。相手の欲求じゃないんだ。私がなんとかする、なんて、自惚れだ”
これを認知しておくことは、質の高い教育を施す上で、とても大事なことだと思っています。
教育者としての成長は
「子どもたちのためになりたい!」という想いから教育に目覚める
↓
「子どもたちのためになりたい!」という想いを具体的な行動に移す
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“自分が直接施せることには限界がある”という気づきや、~のため、と思ってやったことが空回りする経験
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「~のためになりたい」なんて自惚れだ、という気づき
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相手からどう思われようが、なんと言われようが、結果的にその人のため、子ども達全体のために、自分ができる最高のことは何か考える
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試行錯誤しながら(教育効果)×(効果を与えられた人数)の最大値を求めていく
ということになりますでしょうか。
~のためになりたい、という気持ちは大事にしたいと想う一方で、その想いが過度の人には伝えたいんです。
それは、自惚れだ、と。
本当に相手のことを思う教育は、その認知から始まります。
あっ、~のため、という想いををもつことを止めた方がいい、ってわけではありませんよ。
表に出さずに、内心に隠しましょう、ってことなんです。
人前に「~のためになりたい」なんて欲求を出すとかっこ悪い、って。
結果的に子ども達のためになっていればいいじゃないですか。
そんな心の持ちようが、教育のスタートです。
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