学生時代と社会人の大きな違いのひとつは、「時間管理」に関することです。これまではある程度自分の気持ちのままに行動することもできましたが、これからはそうもいきません。組織の規律のなかで、成果を出すことが義務付けられます。時間管理とは、最大の結果を上げるために、どのような段取りで、何を優先すべきかを決めることです。何事も始めが肝心です。新入社員としてやるべきことを考えていきます。
大半の企業が新年度を迎え、今年もたくさんの新入社員で世の中が輝きます。
新入社員の人は、これからビジネスの世界についていけるかどうか、緊張の面持ちでいることでしょう。
学生時代と社会人の大きな違いのひとつは、「時間管理」に関することです。これまではある程度自分の気持ちのままに行動することもできましたが、これからはそうもいきません。組織の規律のなかで、成果を出すことが義務付けられます。時間管理とは、最大の結果を上げるために、どのような段取りで、何を優先すべきかを決めることです。何事も始めが肝心です。新入社員としてやるべきことを考えていきます。
「期待に応えること」がビジネス・パーソンの第一目的
最初のころは、やることをすべて教えてもらい、言われたことを行うという、いわゆる「おつかい」レベルの仕事です。しかし、組織は「おつかい」のために新入社員を雇ったわけではありません。
組織は、1日も早くビジネス・パーソンとしての仕事をすることを期待しています。
では、ビジネス・パーソンとしての仕事には、何が必要なのでしょうか。
学生時代と異なり、すべての仕事は、何らかの期待に応えることになります。それは、顧客や上司の場合もあれば、プロジェクトの進捗のこともあるでしょう。
そしてすべての仕事には、目標(ゴール)があります。そのゴールとは、基準となる数字の指数が伴った得たい結果であり、期限があります。
仕事を与えられたら、まずこのゴールを確認します。仕事が終わったあとで、「そういうことではないんだよ」と言われてしまっては、それまでやったことは無駄になってしまいます。このとき、仕事の依頼者ですら、ゴールが不明瞭な場合があります。その状態を打開するためにも、できるだけ具体的に、やるべき仕事のゴールを明らかにすることが大切です。
得るべき結果が分かったら、そのゴールに向かって何をやってもいいということではありません。
ガイドラインとするべきルールややり方(手順)、使えるリソース、仕事の進捗についての報告の仕方、この3つについて確認します。
組織のなかで働く限り、守るべきルールややり方があります。それに逸脱しないように仕事を行う必要があります。コンプライアンスに関することはもちろん、組織におけるルールが存在します。
守るべきことをしっかり確認します。
また、組織には使えるリソース(資源)が限られています。さらに予算を使うとなると上司の許可が必要となります。何を使って、何は使えないのかを明確にしておく必要があります。
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
関連記事
2009.02.10
2009.10.27