いろいろすったもんだの末開幕し、メダル獲得もあって盛り上がっている??オリンピックですが、開幕直前のゴタゴタが続きました。過去のイジメ自慢が問題となり急きょ音楽監修を自任した小山田圭吾氏。一方、過去の作品の内容で解任された元芸人・小林氏。全く別物です。
ホロコーストやナチ肯定が論外なことはいうまでもありません。ただしコントや演劇など芸術においてはタブーは無くすべきと考えます。これにはいろいろなご意見があるでしょうが、不謹慎という価値判断で芸術を規制することはすべきでないと考えるからです。
一方、現役副総理・財務大臣の麻生氏は、かつて「(ナチスが政権を取った)手口を学んだらどうか」と発言しました。(平成二十五年八月五日提出 質問第六号 麻生副首相のいわゆる「ナチス発言」「一部撤回発言」に関する質問主意書)
どうみてもナチの行為を肯定的に、日本でも取り入れるべきとの趣旨としか取れません。その後本人がナチ肯定ではないと否定はされましたが、問題とするなら圧倒的にこちらが先ではないでしょうか。
「呪いの五輪」メダルラッシュがこの先悪印象を一掃してくれるのでしょうか。
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2015.07.17
2009.10.31
株式会社RMロンドンパートナーズ 東北大学特任教授/人事コンサルタント
芸能人から政治家まで、話題の謝罪会見のたびにテレビや新聞で、謝罪の専門家と呼ばれコメントしていますが、実はコミュニケーション専門家であり、人と組織の課題に取組むコンサルタントで大学教授です。 謝罪に限らず、企業や団体組織のあらゆる危機管理や危機対応コミュニケーションについて語っていきます。特に最近はハラスメント研修や講演で、民間企業だけでなく巨大官公庁などまで、幅広く呼ばれています。 大学や企業でコミュニケーション、キャリアに関する講演や個人カウンセリングも行っています。