大手地銀の横浜銀行と千葉銀行が業務提携で合意──苦境に立つ地方銀行の今後は?

2019.09.20

経営・マネジメント

大手地銀の横浜銀行と千葉銀行が業務提携で合意──苦境に立つ地方銀行の今後は?

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ここ近年、長引く低金利や人口減少などの影響で業績が低迷し、かつてない苦境に立たされている地方銀行。将来的に存続できる地銀は現在の半分以下という厳しい予測もあり、生き残りをかけた経営統合や事業連携などの再編が相次いでいる。 そうした中、大手地銀の横浜銀行と千葉銀行が今年(2019年)7月10日、業務提携で基本合意したと発表。 このタイミングで首都圏の地銀両雄がタッグを組んだインパクトは大きく、関東を中心とした地銀他行の経営戦略にも少なからず影響を与えそうだ。 今回は、東京湾をまたぐ「二強連合」による新たな展開とともに、大きな変革期を迎えた地方銀行の今後について考察する。

そして今回、地銀の2トップである横浜銀行・千葉銀行が業務提携を発表したことで、地銀他行の危機感に火が付き、同じ営業エリアを持つ関東の下位行を中心に、再編の動きがさらに加速すると見られている。

また、現時点では横浜銀行・千葉銀行ともに、経営統合や資本提携に踏み込まない業務提携(営業面での協力関係)という姿勢を示しているが、業務提携の効果だけで収益力を高めきれなければ、より踏み込んだ再編に発展する可能性もある。

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── 長引く低金利やフィンテックによる競争激化に加え、本格的な人口減社会に入った日本でどう生き残るか……。もはやこれは地銀にとどまらず、メガバンクを含めた都市銀行にとっても同様の課題だ。
銀行業界全体に逆風が吹き荒れる中、多くの地銀では再編を含めた“次なる一手が”求められている。そして、地方経済を担う独自のポジションとフットワークを生かして、地域密着型金融としての進化形をいかに示せるかが、地銀存続のカギとなることは間違いないだろう。

※参考/朝日新聞、日本経済新聞

≪記事作成ライター:菱沼真理奈≫
20年以上にわたり、企業・商品広告のコピーや、女性誌・ビジネス誌・各種サイトなどの記事を執筆。長年の取材・ライティング経験から、金融・教育・社会経済・医療介護・グルメ・カルチャー・ファッション関連まで、幅広くオールマイティに対応。 好きな言葉は「ありがとう」。

【記事元】
日本クラウド証券株式会社 https://crowdbank.jp
日本クラウド証券メディア マネセツ https://manesetsu.jp

【転載元】
リーダーズオンライン(専門家による経営者のための情報サイト)
https://leaders-online.jp/

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