世界中をとりこにする「こんまり」ブーム、いったいなぜ?

2019.04.04

経営・マネジメント

世界中をとりこにする「こんまり」ブーム、いったいなぜ?

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南青山リーダーズ株式会社

『人生がときめく片づけの魔法』がベストセラーとなり、近藤麻理恵(通称・こんまり)の名が世間に知れ渡ったのが2011年。 あれから8年ほどたったが、こんまりはいまやKonMariとして米国に進出し、そのメソッドが世界中で大ブームになっている。驚きべきは、2015年には、米国TIME誌が選ぶ「世界でもっとも影響力のある100人」のうちの1人に選ばれたことだ。 こんまりのなにが世界をとりこにさせるのか、そのわけを探ってみよう。

楽しいときめきが思い描かれるようであれば、その洋服は手元に置いておくことなる。つまり、ものの片づけのプロセスで、自分の人生や生き方をあらためて見つめ直すことになるのだ。そのことをこんまりは伝えたくて、『人生がときめく片づけの魔法』というタイトルをつけているのだと思う。

単なる掃除ではない、スピリチュアリティな片づけ

この本は単なる掃除の本ではない。掃除は、汚れた部屋をきれいにするという作業であって、片づけとは違う。そして、いったん手元に残すと決めたものは、その後大切に扱うようになる。結局、ものを大切にするという変化を導くことにもつながる。

こうした自己啓発的要素は、米国人にとっては東洋的なスピリチュアリティとも映ったようだ。
家にあいさつし、ものに感謝の言葉をかける。これらの作業は、たしかに霊的儀式のようにも映る。しかしこんまりの思想は、単に西洋的とか東洋的などのステレオタイプなイメージづけとは一線を画し、それらを超えた普遍的な人間を理解する姿勢につながっている。それが、世界中にファンをつくる理由となっているのだ。
── 新年度が始まったこの時期。引っ越しの際に“こんまり流”の片づけを実践することで、ぜひとも人生をときめかせたいものだ。

≪記事作成ライター:小松一彦≫
東京在住。長年出版社で雑誌、書籍の編集・原稿執筆を手掛け、退職後。現在はフリーとして、さまざまなジャンルの出版プロでユースを手掛けている。

【記事元】
日本クラウド証券株式会社 https://crowdbank.jp
日本クラウド証券メディア マネセツ https://manesetsu.jp

【転載元】
リーダーズオンライン(専門家による経営者のための情報サイト)
https://leaders-online.jp/


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