セクハラは裁判にも発展する不法行為です。一方で、どこまでがセクハラになるのでしょうか?セクハラは同僚間、同性間でも成立します。この記事では、SNSや裁判などで実際にあったセクハラ事例や会社で気をつけたい発言・行動についてご紹介します。
セクハラは労働者にとって頭を悩ませる問題の1つです。セクハラは男女雇用機会均等法で禁止されているにもかかわらず、現実問題として依然存在しています。セクハラに悩んでいる方の中には「具体的にどのような発言・行動がセクハラにあたるのか?」「セクハラをやめさせる方法はないのか?」と疑問に思うこともあるでしょう。
この記事では、会社で気をつけたい発言・言動や、セクハラをやめさせるための対処法などを実際にあった事例とともにご紹介します。
実際にあったセクハラ事例集
セクハラは男女雇用機会均等法で規制されており、会社側はセクハラが起きた場合、解決・再発防止のための措置を講じなければならないと定められています。
第十一条 事業主は、職場において行われる性的な言動に対するその雇用する労働者の対応により当該労働者がその労働条件につき不利益を受け、又は当該性的な言動により当該労働者の就業環境が害されることのないよう、当該労働者からの相談に応じ、適切に対応するために必要な体制の整備その他の雇用管理上必要な措置を講じなければならない。
引用元: 雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律
しかし、セクハラはいたるところに存在しており、働く人々を悩ませています。この項目では実際にあったセクハラ事例についてご紹介します。
SNSから見るセクハラ事例
SNSではセクハラ被害に遭った方のリアルな声があげられています。加害者側が意図的に行なっているのではなく、コミュニケーションの一環だと思い込んでいるケースもあるようです。
部長、部下のプライベートを根掘り葉掘り聞くのはセクハラになるのですよと伝えたい…聞かれたくないことみんなの前で聞くなんて最低だぁ
— あず (@usagi011703) 2018年5月18日
前職既婚男性が優先的に昇格していく会社で上司皆男性だったけど「おっ肌荒れてんな!生理前か?」「怒んなよ~生理前か?」ってなんでもかんでも生理に結び付けられて、新卒で仕事覚えるのに必死だったのに教えてくれる人間がそんな奴だったからすごいストレスだった #ツイッターでウィメンズマーチ
— 柳川 (@87g0841) 2018年3月30日
自分はガタイがいいせいか、仕事中昔からすれ違い様に必要以上に年配の看護師に触られる。肩を触られたり、腰を後ろから両手で持たれたり。自分は男だから身体触られても嫌がらないだろうと思われる。好きでもない女性に触られるのは個人的にすごい嫌悪感。男性へのセクハラは軽視されがち #metoo
— ふらいと13 (@doctor_nw) 2018年4月8日
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2018.08.20
2019.05.31
労働問題の解決に役立つ法律メディア 労働問題弁護士ナビ編集部
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