純丘曜彰 教授博士の執筆記事一覧

2016.10.17

家康が大化けしたわけ:甲州流軍学

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/徳川は、三河土豪の連合軍にすぎなかった。ところが、信長によって武田家を失った甲州武士団は、家康を新たな後継者とすることによって秀吉と戦い、勝って江戸幕府...

2016.09.26

世界はうまくいくようにできている:三分でわかる陽明学

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/朱子学は、二程子から理気二元論を採ってくることによって、新法新学の一国斉民思想を退け、士大夫の必要性を説いた。しかし、理気二元論は、二程子の弟の程頤によ...

2016.09.18

社会にエリートは必要か?:三分でわかる朱子学

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/一国の下に万民は等しくあるべきであるという新学新法は、特権的なエリートである士大夫(地主商人官僚)の存在を根底から否定するものであった。このため、朱子は...

2016.09.05

朱子学前夜:制度改革か人材教育か

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/いくら制度を改革しても、その実施を担うにたる優れた人材がいなければ、実効力は無い。むしろ、真に優れた人材を育てることができば、制度を改革するまでもない。/

2016.08.11

お盆の夜は満月だった:僧侶も知らない本当の起源

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/お盆は、もとは儒教の、死んだ先祖の罪業の宥しを請う「中元」の行事。インドの輪廻の死生観を持ち合わせていなかった中国や日本の葬式仏教が、この中元信仰に飛び...

2016.08.04

易学の考え方:朱子学の前に

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/『易経』は、二千五百年来の世界的ベストセラーのビジネス書。物事を6つの点で掴み取り、そのそれぞれの陰陽の関係で読み解く。その陰陽の少老から次の変化を推し...

2016.07.22

京都の魔窟:朱子学から古学へ

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/江戸時代初期、京都は素性不明の浪人たちの吹き溜まりだった。そこに、土佐藩からやってきた極右朱子学者の山崎闇斎が塾を開いた。その向かいの材木屋の源吉(伊藤...

2016.07.08

平時武士道としての朱子学

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/とりあえず明日、勝って生き抜くことだけに全力を傾け、その始末は後でどうにか、という戦国時代と違って、天下泰平の江戸時代となると、大名も、後先の遣り繰り、...

2016.06.23

男色武士道:天下泰平の新キャリア

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/男色は戦国時代以上に江戸初期に爆発的に流行した。武功で出世する道は途絶え、その一方、体制整理で大量の無頼浪人や無役の下級武士が溢れていた。ここにおいては...

2016.06.11

中江藤樹:武士道は隠れキリシタンが作った?

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/中江藤樹の説く「孝」は、朱子学でも、陽明学でもない。ふつうの親孝行の話が、武士道として主君への忠義にすり替えられ、しまいには皇上帝の明徳のために戦う話に...

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