Webマーケティングに関して、大企業と中小企業の格差が広がっていると言われている。中小企業はどのようにコンテンツマーケティング(Webマーケティングの一部ととらえることにする)に取り組めばいいのだろうか。
Webマーケティングに関して、大企業と中小企業の格差が広がっていると言われている。
日本の企業の中で99%以上が小規模~中小企業と言われるなかで、中小企業とひとくくりにできるわけでもなく、業種によっても(主にはB2BかB2Cか)大きく違うが、売上1000億の会社と10億の会社では、そもそもマーケティング予算そのものがまったく違うのだから、致し方ないこともあるだろう。
予算規模の小さな企業では、コンテンツマーケティングどころか、Webサイトにかける予算、そもそもマーケティング全体にかかわる予算も少ない。加えて、さまざまなWebマーケティングやコンテンツマーケティングのサービスも、基本的には大手向けのサービスであり、中小企業にとっては、やりたくてもできないのは仕方がないという意見もある意味納得できる。
弊社が調べた結果を見ても、企業規模によるWebマーケティングに関する意識は、大まかな部分の傾向は近いとしても、その内容はかなり違う。
このグラフは、「自社Webサイトへの流入強化による新規顧客開拓に活用する」という、いわゆるWebマーケティングに関する、企業規模ごとのアンケート集計の結果だ。
ただし大手といえども、「今後もさらに力を入れる」「成果が出ている」企業は2割にも満たないので、Webマーケティングに関して満足できている状況でないことは明らかではある。
しかし、中小企業においては、「今後もさらに力を入れる」「成果が出ている」企業はほんのわずかであり、中小企業のWebマーケティングの難しさがよくわかる。7割以上が「興味もない」と答えているのは、ある意味ショッキングな結果でもある。
大手と中小で、倍以上の成果の差があるとすれば、大企業と中小企業の格差はますます広がるばかりだ。
「コンテンツの生成」「編集と更新」「配信・告知」、中小企業はどのように取り組めばいいか
大手でも難しい、こうした状況を打破するために、中小企業はどのようにコンテンツマーケティング(Webマーケティングの一部ととらえることにする)に取り組めばいいのだろうか。
Webに限らず、マーケティングに関する課題に関していえば、大手も中小もさほど差はない。どの企業においても、「人材不足」「経営層の理解不足」「予算不足」などといった課題が並ぶ。要はそのレベル感が違うだけなのだが、筆者の経験的に言えば、中小企業の場合、立ち上げることも確かに難しいが、継続することのほうがさらに難しくなる。
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