がんの対応にもっと「こころ」の面のアプローチを

画像: 【怖れや怯えが癒される】(C)T.Motomiya

2017.08.02

ライフ・ソーシャル

がんの対応にもっと「こころ」の面のアプローチを

内藤  由貴子
一般社団法人フラワーフォトセラピー協会 代表理事

今の時代、誰ががんになってもおかしくありません。西洋医学の三大治療(手術、放射線、抗がん剤)だけでなく、様々な代替療法に治癒の活路を見出す人も多くなっています。しかし、身体的なアプローチだけでなく、心理的な側面は、もっと大切にされていいのでは? きっとがんの予防に役に立つはずです。いわゆるボディ、マインド、スピリット、人を全体で捉えて癒すホリスティックな視点が大切です。

そんな体験をした瞬間、彼は「一体自分はこれまで何を見て生きてきたんだろう。ようやくこんな素晴らしことに気づけたのに、もう命がないのだろうか…」と思います。

その男性は、大げさでなく、宇宙と地球の流れの中にその瞬間に自分もあることを、一瞬にして悟らされたのだと思います。

一方で、病室にいなくなった彼を探して、病院は大騒ぎになっていました。
ようやく戻ってきた彼に主治医は「すごいことしてくれたね、もう帰っていいよ」と言われ、「望むところ」と家に戻ったら、がんは消えたのか、治ってしまったそう。

その男性は、その後、生き方を180度変えたという話だったかと思います。

なぜこんなことを書いたかと言うと、こういうことが、いわゆるスピリチュアルなメッセージであり体験なのだと思うからです。

仕事人間だったその男性、単にワークライフバランスを見直しました、という話ではありません。

その人が、自身の命の意味を真に直感した時、奇跡のようなことが起こった。

そんな話は、時々、聞きます。

私自身、懲りずに何度か、がんを体験しましたが、38歳の時の2度目のがん体験で、
この男性の体験のようにわかりやすくはないものの、ちょっと不思議な体験をしたことで、助けられたと思っています。

具体的には、どんな不思議かは書くのを避けますが、実は私も当時、ワーカホリックでしたが、なぜか病の後、人生の流れがその仕事を辞めるように変わり、気づいたらセラピストになっていました。

心理的なアプローチはがんを予防するのでは?

さて、もっとわかりやすく、大切にしてほしいもの、それは、「こころの面」。

心理面からのアプローチは、もっと大切にされていいはずです。

サイコオンコロジー(精神腫瘍学)という、がんの患者さんとその家族の精神的なケアに関わる学問があります。

私が期待しているのは、精神的なストレスを始め、こころの面が、がんを作るのではないかということが、もっと明らかになってくるのではないか、ということです。

私がかかわるフラワーフォトセラピーでも、「すべての病気は心身症」の考えが基本にあります。

過去の思い出したくない記憶を 無意識のこころのつぼの奥底にしまい込み、蓋をして鍵をかけても、封印した思いは、外に出ようとします。
人はそれを見たくないので、蓋が開かないように圧力をかけます。もちろん無意識のうちに。

そんな圧力は、強烈な負荷になるわけですから、その分、エネルギーを消耗します。
エネルギーの消耗は、身体やこころの不調和となって現れ、支障が出ます。

続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。

Ads by Google

この記事が気に入ったらいいね!しよう
INSIGHT NOW!の最新記事をお届けします

内藤  由貴子

一般社団法人フラワーフォトセラピー協会 代表理事

こんにちは。内藤由貴子です。花の写真でストレスを作る感情を分析、心理診断を行い、さらにその解消まで行うフラワーフォトセラピーのセラピストです。INSIGHTNOWでは、異色な存在かもしれませんね。このセラピーの普及のため、一般社団法人フラワーフォトセラピー協会を設立、講師の養成、セラピストの紹介を行っています。自身、色を使うオーラソーマ®をはじめ、セラピストとして16年あまりのキャリアです。このINSIGHTNOWでは、こころをケアに役立つようなコラムを書かせていただきます。よろしくお願いいたします。

フォロー フォローして内藤  由貴子の新着記事を受け取る

一歩先を行く最新ビジネス記事を受け取る

ログイン

この機能をご利用いただくにはログインが必要です。

ご登録いただいたメールアドレス、パスワードを入力してログインしてください。

パスワードをお忘れの方

フェイスブックのアカウントでもログインできます。

INSIGHT NOW!のご利用規約プライバシーポリシーーが適用されます。
INSIGHT NOW!が無断でタイムラインに投稿することはありません。