こころの奥に何か「違和感」を感じたなら、それがあなたの成長の前触れかもしれません。 なぜなら、何かこころの奥で、現状維持を許さない何かが起こっているから。この冬のドラマは、社会を反映してか、多くはサバイバルなテーマ。実は、お金と命のサバイバル以上に大切なのは「本来の自分自身を生かすこと」。そして、その術が見つかるプロセスこそ、次の人生ステージへのシフトアップではないでしょうか。
感覚としては、ムズムズかもしれません。モヤモヤかもしれません。
ドラマネタなら、朝ドラ「べっぴんさん」のすみれちゃん風に言うと「なんかなぁ、なんかなぁ」です。
滞っていた違和感が、表に出されると、人は、自分の世界がより見えてきます。
その違和感は、ブロックやトラウマなんて大げさなものではないかもしれません。
でも、あなたの中の違和感が、表に出せて初めて、スッキリすると、具体的にはどんな感情かを知るだけで、あなたの次が開けるはずです。
なぜなら、自分の世界がより理解できるから。理解は、愛です。だから、自己理解によって、自己肯定感が高まり、自分をもっと好きになれるからです。
そして、セラピストがいれば、第三者の理解によって、あなたがシフトする次のステージが、より際立ってきます。
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● 2017年は、サバイバルの年?
実は、ドラマネタで言うと今年の1月スタートの冬ドラは、心理ネタに事欠きません。
ざっと見ても、「大貧乏」や「就活家族」、「下剋上受験」なんて、タイトルからしてサバイバルなものが多いのですが、それも世界情勢の不安を反映しているのでしょうか。
サバイバルできるのは、結局のところ、自分が自分で決めた人生を生きることに他なりません。
アドラー心理学を小説にした「嫌われる勇気」がドラマ化されたので、一回目を視ました。アドラー心理学を無茶ぶりするような印象と、今のところ、主人公が単なるわがままにしか見えないのが、ちょっと残念。(私は、アドラー派ではありませんが。)でも刑事ものなので、サスペンス好きな私としては、今後が楽しみです。
この趣旨は、人に承認されるようと生きるのではなく、自分の人生を自分で選ぶという生き方にシフトすることがポイント。サバイバルには、「自立」という精神的な成長が不可欠です。
まだ始まってないのですが、「東京タラレバ娘」も、じつはそこがキモのよう。
そして、私がひそかに楽しみにしていたのが、
NHKドラマ10「お母さん、娘をやめていいですか?」(金)22時~
これは、いわゆる母子密着状態の母と娘。母に自分がコントロールされていることに気づき始めて
母親から離れ自立しようとする娘を許せない母は、暴走し始めるということらしいのですが…
実のところ、セラピーの現場で、母に支配されている娘さんの苦しみ=自分で決められない、縛られている状態 に付きあうことは、しばしばありました。
実際の展開は、ドラマそのものにおまかせしますが、この場合、娘の自立はもちろん、母親も娘のコントロールという精神的支えを手放すことが、母親自身の自立だと受け容れられるかどうかが鍵でしょう。
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2017.03.30
2018.06.02
一般社団法人フラワーフォトセラピー協会 代表理事
こんにちは。内藤由貴子です。花の写真でストレスを作る感情を分析、心理診断を行い、さらにその解消まで行うフラワーフォトセラピーのセラピストです。INSIGHTNOWでは、異色な存在かもしれませんね。このセラピーの普及のため、一般社団法人フラワーフォトセラピー協会を設立、講師の養成、セラピストの紹介を行っています。自身、色を使うオーラソーマ®をはじめ、セラピストとして16年あまりのキャリアです。このINSIGHTNOWでは、こころをケアに役立つようなコラムを書かせていただきます。よろしくお願いいたします。