最近は欧米企業を中心にサステナビリティやCSR調達の観点からサプライヤリストを公開する企業が増えてきているようです。
そのオリエンで当時のCEOから言われたことが今でも記憶に残っています。
「GEという大会社は潰れることはない、と皆さん考えているでしょう。でもそんなことはない。もし何らかの不祥事があった場合には一夜にしてGE程の大企業でも潰れてしまう可能性があります。逆にどんな不景気が来ようが、コスト高になろうが、天災があろうが、GEという会社がそれ以外の理由で潰れることはまず考えられないでしょう。だからGEはコンプライアンス、インテグリティを大切にしているのです。」
考えてみると飛ぶ鳥を落とす勢いであったエンロン社やパワードコム社がチャプター11入りしたのはこのような不祥事がきっかけでした。このようなことを考えても今後一層サステナビリティやCSR調達はより重要視されていく方向であることは間違いないでしょう。
これは21世紀の企業像として「大企業が取引先も含むサプライチェーン全体のサステナビリティ(持続可能性)に対して責任を持つ」というあり方が、ごくごく当たり前になってきているからなのです。
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2009.02.10
2015.01.26
調達購買コンサルタント
調達購買改革コンサルタント。 自身も自動車会社、外資系金融機関の調達・購買を経験し、複数のコンサルティング会社を経由しており、購買実務経験のあるプロフェッショナルです。