フレッシャーズのためのタイム・マネジメント事始め ②価値観を土台にした「PLAN―DO―SEE」

2016.05.06

仕事術

フレッシャーズのためのタイム・マネジメント事始め ②価値観を土台にした「PLAN―DO―SEE」

フランクリン・ プランナー
フランクリン・プランナー

現場での経験を積み重ねていけば、その場で判断しなければならないことや、自分で考え行動しなければならないことが増えてきます。ここで言われたことをやるだけのビジネス・パーソンでは、課題解決型のビジネス・パーソンとしての成長は期待できません。価値観を土台にした「PLAN―DO―SEE」について考えてみます。

新社会人としての最初は、ほとんどの場合、先輩や上司から指示され、その通りに行動しますが、そういう時期はほんのわずかです。むしろ、「新人だから許される」時期は、ほとんどないと考えたほうがいいかもしれませんし、すぐに、自ら考えて行動しなければならなくなります。

つまり、自分独自の個性や才能、能力を発揮する必要があります。

そのときに覚えていただきたいのが、PLAN(計画)―DO(実行)―SEE(評価)のサイクルです。

少しずつ現場での経験を積み重ねていけば、その場で判断しなければならないことや、自分で考え行動しなければならないことが増えてきます。

ここで自分が考えることを放棄し、言われたことをやるだけのビジネス・パーソンでは、課題解決型のビジネス・パーソンとしての成長は期待できません。

実際に行動を起こす際には、先輩社員や上司の判断を仰がなければなりませんが、自分で考え計画する習慣を持つことは非常に大切なことです。

PLAN(計画)

計画すると言っても単に何をしようかと思うことではありません。

今の問題は何か、何のためにこの仕事を行うのか、目標(解決)は何か、どのように行うか、段取りはどうするか、実行計画を考えることになります。

また、意思決定の判断基準は何か、何をもって良しとするかが明確になっているかも重要なポイントです。

判断基準があいまいだと、意思決定がぶれることになってしまいます。


DO(実行)

そして、この計画が上司や先輩に認められたら実行することになります。当然、実行のタイミングを間違えてはいけませんし、実行の際は、周囲の人たちとの連携を取りながら行うことを忘れてはいけません。組織として、チームとして動いていることを忘れないでください。


SEE(評価)

実行したら、計画した目的は果たしたか、段取り通りに進んだか、上司への報告は終わったか、さらに、もっと良い方法はなかったかを上司とともに振り返ります。

この振り返りがあなたを成長させます。仮に失敗に終わったとしても、この失敗から学ぶことができれば、それは成功と言える場合もあります。


このサイクルを回すことができるようになれば、あなたの仕事のクオリティが上がり、ビジネス・パーソンとしての成長も早くなりますが、この「P-D-S」を回すうえで、重要になってくるのが、あなたの持つ価値観です。

「PLAN」において、判断基準の重要性について触れましたが、どのような計画を立てるかは、あなたがどのような判断基準を持っているか、つまりどのような価値観であるかに大きく依存します。

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