今どきの仕事は、パソコン抜きで何も進まない。コンピュータを操作するには、キーボードを叩かねばならない。必定、やや猫背となり、肩をすぼめる姿勢となる。Go to the 肩こりである。この現代病、職業病をどう克服すればよいのだろうか。
ゴリゴリの肩こりである
生業は書きもので得ている。ゆえに毎日、キーボードを叩きまくる。一日パソコンに向き合い、少ない時で5000字、多い時には2万字ぐらい打ち込む。普通にローマ字入力しているから、打鍵数はざっとその倍。書いては消しを繰り返していると、キーボードを叩く回数はさらに増える。
使っているパソコンは、MacBook Pro13。このキーボード、人により好き嫌いはあるだろうが、特に打ちにくいわけではない。だからといって打ちやすいともいえない。そこで、少しでも指・腕・肩の負担を抑えるために、キーボードは別途買い求めて使っている。
打鍵感に定評のあるHappy Hacking KeyboardのこれまたProffesional JPである。Amazonで22,000円した。たかがキーボードにえらい高い、と思ったが、★5つ評価の多さに惹かれた。買ってみてよかったので、仕事場用にもう一つ買い求めた。カタログには次のように記されている「長時間の使用でも疲れにくい、軽いタッチの理想的な操作性を実現」。キートップに微かに印字されたアルファベットが、いかにもプロっぽくてカッコいい。
ただ、いくら上等のキーボードを使っても、肩は凝る、凝り固まる。
つかの間の癒しのマッサージ
時に肩がゴリゴリになることがある。キーの打ち過ぎで前腕にもしびれが出ることもある。もう、どうにもガマンができなくなった時には、マッサージに赴く。
マッサージで気をつけるべきは、店選びだ。あくまでも個人的経験に基づく知見だが、いわゆるチェーン展開しているところは避けたほうが良い。アルバイトのマッサージ師が、おそらくはマニュアルで覚えたトークを語りながら、一応揉んではくれる。けれども、あまり効かない。
そこで間違っても「効かないから、もっと強く!」などとリクエストしないこと。技術が未熟で、経験も浅いバイトスタッフに、力任せに揉まれてケガをした人が、先日NHKで紹介されていた。
狙うなら、一店舗だけのお店。それも表通りではなく、テナント代の安い場所でひっそりと営業しているところ。それでありながら、いつ行っても客が待っているような店なら、たいてい安心だ。
そんなお店で、揉んでくれるのは年配の女性が多い。この方たちは経験を積んだプロである。初見でよく言われるのが「あらまあ、かわいそうに」とか「よく、ここまでがまんしたねえ」等など。もちろん、相手も商売なので、こちらの肩こりが酷い→何度も通ったほうがいい的落としこみを考えてはおられるのだろうが、どこでマッサージを受けても、これが第一声ということには何らかの真実が含まれているはずだ。
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