会議をどう乗り切るか、ばかりに注力するリーダーは少なくない。会議を乗り切るのは実行なのだろうか。
数字というのは、需要と供給の法則から言えば、ある意味そのチーム、リーダーの評価そのものだ。
よって、その数字になってしまった明らかな原因があるにもかかわらず、全体を取り仕切るリーダーが独裁的であればあるほど、評価軸はそのリーダーの気分によって変わってしまい、ビジネスにおける目的(顧客を創造すること?)からかけ離れてしまうことが多い。
本来のポテンシャルからいけば、10億を目指さなければならないにもかかわらず、9億でいいと会議で認められれば、9億でいいのだ。
そしてその会議を乗り切ったリーダーは、ガッツポーズとともに、「9億でOK」の指示をメンバーに出し、わけのわからない安堵感に全員が浸る。
こうした文化の中では、自分自身の成長と顧客貢献を考え、自身で責任を持ち、仕事に取り組むことは相当難しいだろう。
業績が悪くなったり、市場拡大がおぼつかなくなってくると、会議ばかりが気になり、顧客への本質的なアプローチは二の次三の次になってしまい、さらに悪循環にはまるという組織は少なくない。
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2016.03.04