アメリカでは今後5年間で、営業マンの22%、100万人が仕事を失う。そんな調査結果をForrester社が発表した。今後のコンテンツマーケティングの進行を前提にした話である。日本でもオウンドメディアを運営する企業が増えてきた。このトレンドの先に待っているのは、どんな世界だろうか。B2B企業の営業マンは、本当に要らなくなるのだろうか。
優れたコンテンツは計上すべき資産である
こうして作られたコンテンツは、営業マンの代わりをしてくれる。仮に一本の記事で、一件の受注につながっとしよう。その費用対効果は、どれぐらいと見積もれるだろうか。これはケース・バイ・ケースだから、ぜひ御社の営業マンの人件費と経費を頭に思い浮かべて計算してほしい。
しかも、作られたコンテンツは、対象となる製品・サービスが廃番にならない限り、将来に渡って顧客を連れて来てくれる可能性がある。優れたコンテンツは資産となるのだ。従ってコンテンツライティングを、仮に外注するとすれば、そこでは費用対効果をきちんと考えるべきである。
間違っても「一本何百円で書きます」を売りにする相手に頼むべきではない。マーケティングリサーチをし、顧客取材を行った上で書くコンテンツである。
一連のプロセスを進める上で、自社のマーケティングサイクル改善に繋がる、顧客インサイトまで引き出してくれるインタビュアーであるかどうか。ここまでをしっかり判断した上で頼むべきだ。
さて、こうしたコンテンツが、御用聞きレベルから情報提供型営業マンの代わりをする。すると必要なのは、コンテンツから得た情報を元に、相談のできる相手である。コンサルティング営業こそは、コンテンツ・マーケティング時代に求められる営業であり、それ以外の営業は「………」となる。
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2015.07.10
2015.07.24