前回で、「本当の私」という意味には2つあるのでは?とお伝えしました。 そして、具体的に「アナ雪」に見る「本当の私」について考えました。 そして、今回はNHK朝ドラの「まれ」を通してもう一つの「本当の私」について、考えましょう。 これらのことが、セラピーは、なんのために受けるのか、一つの答えになると思います。
一方で、いつか別の存在としての「本当の私」になれると思っていれば、今の現実は仮のもの。そんな時、今の仕事を含め「自分が現実を否定したい何か」にある背後の感情を先に消す必要がある場合もあります。
● 「本当の自分探し」を超えて
でも、それらの感情を解消したらすぐ「自分は〇〇の道」や「〇〇が好き」と答えが出ることを期待しないでください。大きな可能性を秘めたあなたは、そんなに簡単ではないはずです。
よけいな刷り込みや感情などに邪魔されなくなってようやく、過去の自分、心の奥の気持ちを素直に受け容れられるようになります。
実は「自分の知っている答え」が見つかったとしても、ただの種にすぎないのです。
また、もし見つからなくても、踏み出す方向が、「なんとなくそっち」とわかれば、しめたもの。「そっち」に一歩踏み出せれば、道はついてくるのですから。
あなたを含め、誰もあなたの未来を知る人はいません。歩くことで、多くの人との出会いがあり、他者からは、自分を客観的にとらえる機会が得られるでしょう。
そうやって今、気づいてなくても持っている種は育てられ、いずれ、つぼみをつけ、花を咲かせます。その花こそ、未来の「本当の私」。だから、本当の私は、今の自分を出発点にすることしかないのです。
「アナ雪」、「まれ」のどちらにも共通するのは、自分はどう生きたいのか、なのです。
そして、フラワーフォトセラピーは、後悔しない生き方をサポートする場。
先回、書きましたようにセラピーは、そんな風に利用いていただいています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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2015.07.17
2009.10.31
一般社団法人フラワーフォトセラピー協会 代表理事
こんにちは。内藤由貴子です。花の写真でストレスを作る感情を分析、心理診断を行い、さらにその解消まで行うフラワーフォトセラピーのセラピストです。INSIGHTNOWでは、異色な存在かもしれませんね。このセラピーの普及のため、一般社団法人フラワーフォトセラピー協会を設立、講師の養成、セラピストの紹介を行っています。自身、色を使うオーラソーマ®をはじめ、セラピストとして16年あまりのキャリアです。このINSIGHTNOWでは、こころをケアに役立つようなコラムを書かせていただきます。よろしくお願いいたします。