フリーマガジン「R25」(アールニジュウゴ)で、こんな記事を見つけました。 「なぜいつの時代も人は昔はよかったと言うのか?」
http://r25.jp/index.php/m/WB/a/WB001120/id/200712201101
香山リカ先生の指摘
・不安(=今の若者の価値観と異なることを否定する感情から)
・優位(=若者の知らない時代を知っていることはそれだけで優勢に立てるから)
は、うまく表現していますね。
とくに後者の感覚は、「イマドキの若者は…」という言葉にも通じるでしょう。
さて、この「昔は良かった」という表現、思わず口にしたり、たまに言葉にしたりすることは誰でもあるでしょうが、クチグセのように、かつ文句っぽく言う人は、どうも好きではありません。
「じゃあ、現代の“便利なこと”も捨てて、昔に戻ってください」
すぐにそう返したくなりますね。
※僕はそんなの嫌ですが。
現代になって、確かに悪いところもあれば、いいところも沢山あるんです。
現にこうやって、ブログで表現し、絶対に出会えないような人と出会うキッカケを作ってくれたインターネットという道具は、僕の心を大変豊かにしてくれました。
もちろん、インターネットも、使い方を間違えばデメリットとなって現れることもあるでしょう。
けど、それはそれ。
悪くなったことだけ見ちゃいけませんよね、何事も。
何かを推進しようとするときには、「この物事の悪い点はないか?」
何かを否定しようとするときには、「この物事の良い点はないか?」
そのように考えることが、一番の思考の訓練になりますし、誰かに何かを説得する際に、自らの意見に説得力を増すことにつながるでしょう。
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