2015.07.10
【地域活性化のススメ】地方より東京のほうが疲弊している
「地方創生のススメ」編集部 (東京過疎化プロジェクト)
合同会社RegionWire
全国各地で地域おこしや地域活性化に向けて取り組んでいる企業・団体を紹介する「地域活性化のススメ」。 今回は四国や瀬戸内海の島々の地域おこしに奮闘する地域活性ベンチャー・株式会社459の取り組みについて紹介しよう。
「情報発信には幾つかやり方があると思いますが、“メディアに載る”ことは自らコントロールするのは難しく、“メディアをつくる”ことは労力や費用がかかります。」(同)
そのような中で今はSNSが発達しているので“自分がメディアになる”ことも可能な時代だ。そこで真鍋氏は3つ目の選択肢として“自分がメディアになる”を選び、自分が本当に良いと思えるものを直接伝えるとともに、さらには「あいつがやることならば面白いに違いない」などと思ってもらえるように個人ブランディングを図っている。そしてそのためには毎日欠かさずに情報発信することが重要だという。
「新聞は毎日届きますし、テレビも電源を入れたらいつでも流れているように、私も毎日SNSにて取り組みや想いについて投稿するようにしています。また毎日欠かさず情報発信することで、逆に『真鍋にこの情報を教えてあげよう』『真鍋に相談してみよう』と情報が入ってくることにもつながっています。情報は発信する人のところに集まってくるのだと思います。」(同)
とは言え459はメディアにて報道されることも多い。それはきっと“自分がメディアになる”べく常に情報発信しているからこそメディアの目にも留まるのだろう。
田舎で最も必要なのは“パワーポイント”なんかではなく“パワー”!
今後の抱負について最後に聞くと、「田舎で最も必要ないものは“パワーポイント”であり、最も必要なものは“パワー”」という言葉が返ってきた。人は論理では決して動かず、どれだけ想いを伝えられるかに全てがかかっている。特に地方に行けば行くほどその傾向は顕著だ。したがって企画書などは一切つくらず、思いついたらまずやってみる、そしてやりながら形にしていく、そんなスタイルで今までもやってきたし、これからも続けていきたいと力強く語ってくれた。
「5年後、10年後云々ではなく、目にしたこと、肌で感じたことを大切にしながら、目の前のことを一つひとつ形にしていきたいと思います。」
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「地方創生のススメ」編集部 (東京過疎化プロジェクト)
合同会社RegionWire
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