犯罪被害防止へ、携帯「モバゲー」でメールに年齢制限 (ヨミウリオンラインの見出しより) 発端となった青森の事件から、聞こえてくるだろう「雑音」。 「モバゲータウンは悪くない」と、雑音返しを、教育に携わる一人の人間として。
・高校生以下のメールでのやり取りは禁止(機能として装着しない)
・メール機能を装着している人は、「大学に合格した、元Z会員である方」に限定
・コミュニティに友人を招待できるのは、「Z会の会員」ならびに「Z会に直接資料を請求した方」のみ(つまり、誰かの招待を受けてコミュニティに入った人は、Z会の会員になるか、資料請求をするかしない限り、更なる友人の招待をできなくすることで、住所の担保がない方の登録を最大限に抑える仕組みになっています)
・投稿はすべてチェック、「出会い」を誘発するような書き込みはすべて禁止(本人に警告の上、消去)
など、厳重に管理していますし、「未成年が利用するSNS」という事例で、総務省の事例集としても注目されています。
<事例集>
地域SNS~未成年者が使う場合の留意点は何ですか?
しかし、その反面、
・ネットでしか出会えなかった素敵な友人に、直接メールで相談したい!
などの気持ちを叶えてあげることはできません。
モバゲータウンは、それを叶えてあげられるツールであったわけです。
もちろん、それを叶える事で、負の側面を露出することになるわけですが、それを百も承知の上で、できる限り安全に管理しよう、という姿勢を(企業姿勢として)十分に見せてきていました。
なにが社会の問題なのか?
決まっています。断言します。
子どもたちが自分自身で「リスク管理」をする能力を妨げる、「過干渉」あるいは「一切の放任」のどちらかに偏る大人たちが問題なのです。
すべてのことを「守る」わけにはいきません。
ですから「携帯電話のコミュニティサイトなんてあるからだ!」はナンセンスです。
すべてのことを「放任」する姿勢はこれまたキケンです。
ですから、安易に子どもに携帯電話を持たせる姿勢は、それもまた問題です。
まず、大人がリスクを自覚する。
そのリスクを子どもに伝える。
リスクの認知を少しずつ、子どもたちにつけていく。
これだけですべてが解決するわけではありませんが、「まずそこから」でしょう。
Z会のSNSでは「できないサービス」を提供していた媒体だけに、過度に応援するわけでもないですが、単純なバッシングで悪い噂が立つのには、一言。
「もったいない」
価値創造にはリスクが付き物なんですけどね。
追)こんな記事も見つけました。
若い人をバカにしてはいないか~シロクマ日報(IT media)
毎日ブログ更新中!http://www.zkaiblog.com/histaff/
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