少しずつ進んできた教育のデジタル化。今回は電子ペーパーの使い勝手やその可能性を考えてみた。
今後伸びる電子ペーパー市場
ソニーは早稲田大学、立命館大学、法政大学と「デジタルペーパー」端末を授業で活用する実証実験を2013年度後期より順次行う予定。また2013年度内に本端末の商品化を目指すという。
ソニーだけでなく、凸版印刷、富士通なども電子ペーパーに熱心だ。電子ペーパーディスプレイの市場は、2022年には85億米ドルの規模を超えると、市場調査のIDTechExは見込んでいる。
今後、かつてワープロが消滅しPCに吸収されたように、ノートPCはタブレットに置き換わる運命にあるだろう。そして紙は限りなくアナログに近い電子ペーパーに。タブレットはより薄くより軽く、電子ペーパー自体はより紙に近く、そしてカラー化や高解像度化、更に耐久性を高めてくるだろう。
教育の現場でなかなか一気に進まない教育のデジタル化だが、限りなくアナログに近い電子ペーパーの普及が、教育のデジタル化を後押しするのではないだろうか。
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
関連記事
2015.07.17
2009.10.31
株式会社経営教育研究所 代表取締役
教育ビジネスのアナリスト/コンサルタント。専門はフランチャイズ(FC)とデジタル関連。個別指導FCやベンチャーなどの教育機関を経て、2009年に民間教育シンクタンク経営教育研究所を設立。教育と異業種を結ぶエデュイノベーションLLPパートナー。